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紫陽花めぐり2023年

紫陽花の季節もいよいよ終盤。
今回記録するのはさすてな京都と岩船寺です。さすてな京都は、最近紫陽花の新名所としてInstagram等で取り上げられているようです。


さすてな京都、京都府伏見区横大路にある清掃工場です。正式名称は「京都市南部クリーンセンター」と言います。さすてなの名前の所以ですが、最先端の「さ」、素晴らしいの「す」、展望台の「て」、南部クリーンセンターの「な」、持続可能なという意味の「サステナブル」をかけて作られたそうです。アクセスですが、京阪本線中書島駅か淀駅から京都市営バスでいくことができます。しかし、本数が1時間に一本しかなく少々注意が必要。バス停からは近く、守衛さんに声かけると場所を教えてくれます。

南部クリーンセンターの正門から100メートル程進んだところにあります。「あじさいの小径」と名付けられています。川の両岸には沢山の紫陽花が咲いていました。写真は南側。強い日差しが当たる北側はほとんど色褪せていました。紫陽花は時間が経てば色が変わる花。長く楽しめる珍しい花ですが、所々茶色くなっており劣化が進んでいました。

さすてな京都から京阪本線淀駅、JR宇治駅、加茂駅を経由して、京都府南部にある当尾(とうの)地区にある岩船寺までやってきました。ここはほぼ毎年訪れている紫陽花の名所。京都府にあるお寺なのですが、奈良圏内に限りなく近い場所です。昔は奈良市内から近くの浄瑠璃寺まで急行バスが出ていたのですが、コロナ禍の中廃止されてしまい、岩船寺へのアクセスはJR加茂駅前から1時間に一本だけ走っているコミュニティーバスのみとなりました。

この日はどのルートを巡ろうか迷いました。岡寺、長谷寺、壺阪寺で開催されている「あじさゐ回廊」を巡ろうかとも思いましたが、アクセスの不便な壺阪寺があることでパス。岩船寺の紫陽花は見頃そのもの。この写真の構図が定番構図。山門のちょい外側から狙います。曇り空だったせいか、お昼過ぎだったにも関わらず参拝客がドッと押し寄せていると言う感じではなくまばらでした。時折団体客が来ていましたが、本堂でありがたいお話を聞くことが目的の団体だったようで、写真撮影がし辛いという状況ではなかったです。

ここ最近、岩船寺でも取り入れられている紫陽花の花鉢。この鉢は睡蓮鉢というものだそうで、かなり大きなもの。そこに色とりどりの紫陽花が浮かんでいました。画面の下半分を睡蓮鉢で埋めて、上半分に三重塔を据えてみました。一番人気の撮影スポットで、写真撮影を楽しむ人が次から次へやってきました。

睡蓮鉢の別アングル。その奥手にも綺麗な紫陽花が。ここ岩船寺の紫陽花は、京都府下の有名どころのそれに比べれば株数はそんなに多くはありませんが、見せ方に工夫が凝らされており、毎年来るのが楽しみなのです。

阿字池の辺りを彩る紫陽花。池の水面ぎりぎりのところまで紫陽花が咲いています。
先程の睡蓮鉢の紫陽花をアップで撮ってみました。最近こういう鉢に紫陽花を浮かべている所をよく見かけますね。長岡京の楊谷寺なんかもそうです。
花崗岩で出来ている石室。重要文化財だそうで、石室の奥には不動明王立像が彫られています。作られたのは今から約700年ほど前なのだとか。
背景に朱塗りの三重塔を添えて赤い紫陽花を撮ってみました。右肩上がりな並び方が非常に綺麗でした。もう少し三重塔をボカしてみてもよかったかもしれませんね。

ということで、おそらく紫陽花シーズン最後であろうさすてな京都と岩船寺を巡ってきました。有名どころは最近2年に一度巡ることにしています。来年はまた善峯寺、楊谷寺等あたりの名所を訪問してみたいものです。あ、三室戸寺も有名ですが、年々花の数が減っているような気がしてならず、今年は行かないことにしました。異常気象の影響なのか、残念ですね。



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