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紅葉狩り 2023 建仁寺

今年最後の紅葉狩り、になるのかな。
京都には紅葉狩りの名所となる寺社仏閣や庭園がたくさんあります。不思議と揃いも揃って紅葉の見頃は11月下旬に終わってしまいます。ただ、ここ建仁寺の潮音庭と下鴨神社の糺の森だけは12月初旬頃まで紅葉狩りを楽しむことができます。


潮音庭と言えば建仁寺にある庭園でも最も有名なものです。四方のどこから眺めても美しいお庭として有名で、この中心部の石は三尊石と言われているそうです。紅葉はちょうど見頃。12月ももう11日なのにまだこれだけ楽しめるのは流石!!


潮音庭を東から眺めてみました。この手前にある大きな石は座禅石と呼ばれているそうです。そう、この建仁寺は禅寺です。潮音庭が紅葉狩りの名所としてそんなに知られていないのか、参拝客はめちゃめちゃ多いという程ではなかったのが不思議でした。


手前の蹲が気になり撮ってみましたが、んー、何かあまり手入れされていない様子ですね。確かにこのお庭、四方と各々の角からの眺めは絶景です。どこからどのように撮るか、四方をぐるぐる何周も回りました。


このお庭にあるのはイロハモミジだけではなさそう。真ん中に見える紅葉ですが歯の内側は黄色で尖っている外側が赤色という変わった色のつき方をしています。


建仁寺に到着したのは15時を過ぎていました。遅めの時間を狙ったのには2つ理由があります。一つ目が雨予報が出ている夕方近くの時間帯を狙って強い日差しを避けたかったから。二つ目は閉門に近くなればなるほど参拝者の数が減ってくるから。


ツアー客もたくさん来ており、その添乗員さんが「床の間を背にしてこの窓から眺めるのが一番綺麗」と説明していました。ツアー軍団が去ってからその通りに見てみましたが私にはよく分かりません。


一番好きな眺め。本来は正面にレプリカの風神雷神図があります。今年は別室に移されていました。さてこの場所、問題が一つあります。真正面にお庭の鑑賞用にでしょうか、お寺が3人程掛けることができる長椅子を置いているのです。眺めも良いので、椅子に座る座らないは参拝者達の自由なので私がどうこう言えることではないのですが、如何せんマナーが悪いのです。素晴らしい場所なので交代しながら座れば良いものの、数十分に渡って占拠し出すのです。若い人はスマホ画面チェックを、中高年の女性達はお喋りを(別に「中高年だから」「女性だから」と差別発言をするつもりはないが、周りへの配慮のなさはこの世代のこの性別の人達がどこに行っても多いような気がします)。酷い時には20分程度ずっと。まぁその人の自由と言えばそれまでですが、もう少し節度を持てないものかと。外国人の方がマナーが良いです。ちょこっと腰をかけてパパッと写真を撮ったらすぐに移動していました。この写真を撮る少し前にも、2人組の中年女性が約20分程度陣取っていました。私のすぐ後ろで撮影していた女性が

「んー、あの2人ほんまにずっとあそこでお喋りしているよね。ここはお庭を撮ったり見て楽しむところなのに、あんなに長く同じ場所に居座られては・・・。長いことお喋りを楽しみたいなら喫茶店にでも行ってこい!私、一言言ってくるわ」

とご立腹。その後すぐ後にやって来た女性も

「あの2人、さっきからずっと居る」

とやはりボヤく。私が

「さっき、ここにいた人が長話するんやったら喫茶店にでも行け!と注意しに行きましたよ」

と告げると

「ほんまに、ここは喫茶店とちゃいますよね」

と同意見の模様。写真撮ることに興味のあるなし関係なく、椅子から対岸で大勢がカメラを向けて今か今かと撮影のタイミングを待っているのが分からないのかな。どういう場所なのかをもう少し視野広く周りを見て、めちゃめちゃ気を遣えとは言わないけど、長居しないような配慮を心掛けないといかんのじゃないかなと思いました。お寺もお寺で、長椅子を置くなとは言わないものの、皆が気持ちよく利用できるように、腰掛ける時間を5分程度と注意喚起するとか、建物内の警備員さんも長居している人がいたら注意するとか色々できそうなのに。何度訪れてもそういった対策をとっているようには見えない。

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