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夕方の空に明るく輝くISSを見つけよう!

年が明けて1週間がたちましたが、日の入りが遅くなったと感じることはありませんか?日光市の1月1日の日の入りの時刻は16:35、1月7日は16:40と1週間で5分ほど遅くなりました。1月27日には17:00が日の入りの時刻となります。しかし、西の方角には日光連山がありますので、実際にはこの時刻よりも早く太陽は見えなくなります。

少しずつ日がのびていきます

ちなみに、日の出・日の入りの時刻とは、太陽の上辺が地平線(または水平線)に一致する時刻のことなので、日の出は地平線から太陽が出た瞬間、日の入りは地平線に太陽が完全に隠れた瞬間をいいます。

国際宇宙ステーション(ISS)

さて1月は、夕方の空に国際宇宙ステーション(ISS)を見つけるチャンスがやってきます。現在、日本人の古川聡さんがExpedition 70[第70次長期滞在クルー]の一員として、2023年8月26日から国際宇宙ステーションに滞在しています。国際宇宙ステーションは、1日に地球を16周(90分で1周)まわっています。国際宇宙ステーションに太陽の光があたり、反射した光が地上に届くとき、明るく輝きながら空を移動していく宇宙ステーションを見ることができます。

国際宇宙ステーションの移動
2023.11.18 17:42
 葛飾区立日光林間学園運動場にて スマホで撮影

2024年1月、国際宇宙ステーションを見るのに条件がいい日時は、次の通りです。数値は、東京を観測地点としています。
それぞれ
〇期日(曜日)
【見え始め】時刻・方角・高度
【最大高度】
【見え終わり】時刻・方角・高度 の順に掲載しています。
〇1/15(月)
 18:13 南西 13°  78°  18:17 北北東 58°
〇1/16(火)
 17:25 南南西 13°  50°  17:30 東北東 14°
〇1/18(木)
 17:24 西南西 12°  46°  17:30 北東 11°

角度の測り方ですが、腕を伸ばして手のひらを握ってじゃんけんのグーを作ると、握りこぶしの幅が約10°となります。他にも、手のひらを使った角度の測り方があります。大体の目安として使ってください。

空に向かって、思いっきり腕を伸ばして測ってみましょう

観測地点を東京とした数値なので、東京以外の地点では見え方が異なります。詳しくは“きぼうを見よう”、“KIBO宇宙放送局”で検索すると、詳しい予報を知ることができます。なお、国際宇宙ステーションは軌道上に障害となるものがあるときは、その都度軌道を変更しているので、最新のデータをもとに、国際宇宙ステーションを見てほしいと思います。

日本実験棟「きぼう」

余談ですが、茨城県つくば市にある筑波宇宙センターに行くと、国際宇宙ステーションに接続された日本実験棟「きぼう」の実物大を見ることができます。その大きさには圧倒されます。無料で見学できますので、ぜひ一度ご覧ください。

星のソムリエⓇ
片股(ジムニー)

追記
8日早朝、地面がうっすらと白くなっていました。昨夜は、雪が降っていたようです。南の空には、明けの明星の金星と月齢26の月が並んで見えます。金星の右下にある星は、さそり座の1等星アンタレスです。

1月8日は、雪景色からのスタート!

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