ファシリテーターは狂言回しかもしれない

その場の目的や参加者によって立ち振る舞いは変わるものの、ファシリテーターは、その人ごとに適したスタイルがあり、それが自ずから表れるものだと思っています。例えば私の場合、ファシリテーターとして場に参加する場合は、基本的には参加者自身の言葉が語ってもらえるように場を設定し、それを傾聴しつつ場を作っていきますが、徐々に存在感を消していくように心がけています。逆に主体的に参加者に語りかけて意見を引き出し、場をリードし、その意見をまとめあげる、というファシリテーションを行う人もいると思います。どちらがよいかということではなく、ファシリテーションを行う人ごとのキャラクタに合ったスタイルがあるということです。

ファシリテーターは主役ではない

上述のようにファシリテーターごとにスタイルがありますし、場の目的や参加者によって柔軟に対応を変える必要はありますが、ファシリテーターは主役ではありません。ファシリテーターの存在感が大きくなりすぎると、その場を支配してしまうことにも繋がりかねません。そうなってしまうと、その人が意図する方向に導かれてしまいますので、その点を留意する必要があります。

会議ファシリテーションは進行役だけの役割ではない

会議におけるファシリテーションの役割としては以下のようなものがあります。(一例です)

・参加者が場に参加できる、発言できる場にする
・参加者の意見を引き出す、つなぐ
・会議を目的の方向へ進める(方向修正する)

会議においては進行役となる方がいると思うのですが、その進行役の方だけがファシリテーションする必要もありません。参加者としてファシリテーションすることも可能ですので、場の様子を見て必要であればそっとファシリテーションすることで進行役をフォローしてもよいかと思います。

ワークショップにおけるファシリテーター

私自身はワークショップデザインは、プログラムデザインが8割、ファシリテーションを2割と考えて設計しているのですが、それでも実際のワークショップの場の様子や参加者によって、その場でプログラムを組み替えたり、参加者に働きかけています。様々なシーンに対応できるような複数の選択肢をプログラムデザインに持たせておかなければ、十分なファシリテーションを行うことができないので、プログラムデザインをしっかりと練っておくのです。

そして、ワークショップにおいても徐々に存在感を消していくようにするため、参加者が自走するためにはどうすればよいか、場にいながら参加者と一緒に考えつつもその存在感をコントロールすることをファシリテーションの一つと考えています。

狂言回しという役割

「狂言回し」は表立たずに物事の進行を司るという役割です。観客(または読み手)に物語の進行の理解を手助けします。前述のようにファシリテーターにはその人ごとのスタイルがありますが、私のファシリテーションのスタイルとしてはこの「狂言回し」という役割がとてもフィットするように思えたので、この記事で用いつつ、そういった役割をイメージして、実践していきたいと思います。

この記事は「ファシリテーター Advent Calendar 2018」の10日目です。



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