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【Deco Pro LW(Gen2)】板タブ、レビュー

少し前にXP-PENの「Deco Pro LW(Gen2)」を購入しましたのでレビューします。



購入までの流れ

今まで使用していたのはワコムの「intuos pro M」サイズです。3万円台の商品で、筆圧検知は8192。ワコムからはこのレベルの筆圧検知の商品で板タブのものは、もう2017年くらいから販売されていません。でも需要はあると思うんですよね。で、僕もお絵かきツールで多いときは毎日のようにさわる製品になってくるので、いろいろと試していました。
例えばXP-PENさんの同メーカーの「Deco01V2」という商品。6000円くらいの安価な商品で、セールなどがはいるとさらに安く買えてしまう板タブですが、筆圧検知は8192あるということで購入し、しばらく使っていました。intuosと比べて大きく違うのは、ペンが設置するシートの部分の滑り心地なのですね。それが安価なものだと、非常につるつるとして滑る。ところが3万円台の製品になると、適度な引っかかりがあり、抵抗感が増し、より紙に書いている感触に近くなるように思います。それで「Deco01V2」は、描画面にざらついたシートがはってあるのですが、やはりつるつるとよく滑り、引っかかりが少なく、intuosに比べると描きづらいですね。それでintuosをずっと使用していたのですが、今回シート部分が描きすぎて削れてきたのと、新しい製品が欲しくなり、物色していたところ、この「Deco Pro LW(Gen2)」に出会ったという流れになります。

【使い古したintuos pro】


→2年くらい使用したかな?中央部がつるつるになっているのが分かるかと思います。

実際の使い心地


で、実際の使用感ということになるのですが、intuos proの代替機になるポテンシャルを持っているなと感じています。とても使いやすいです。接続はUSB type-c一本で行い、有線を外して無線(Bluetooth)で使う場合は、連続使用10時間ほど動作するバッテリーが搭載されています。
さて肝心のシート部分なのですが、これはどうかというと、Amazonレビューにもありましたが、適度にひっかかりがあり、大変描きやすいです。公式で購入すると「フェルト芯」がおまけでついてきて、レビューを書くと替え芯20本がもれなく当たります(※公式サイト限定で数量に限りあり)。これで22900円(LW)なので、intuos pro Mサイズよりも10000円ほどお安く購入することができます。そして筆圧検知は、現時点での最高レベルの16384です。正直描いてみてそれほど8192と違いは感じられていませんが、うすいタッチの描画や、鉛筆の薄い線、また水彩ブラシの描画などで違いが見られるような気がします。個人的には筆圧設定を柔らかくすると、想定した線が引けてよいです。
一番大事なシートのひっかかりがよく、それなりの値段なのでDeco01V2等と比較しても高級感があり、大事に使いたいなという感覚がします。また保証も、通常の製品より長い「2年」ついているので、安心ですね。
公式サイトで定価で購入しましたが、いまのところ満足しています。

気になる点(交換用シートがほしい、左手デバイスいらない)

①交換用のシートが販売されていないところでしょうか(※現時点)。やっぱり経年劣化で描画面が削れてくるような気がするので、つるつるになったときに交換できるシートが欲しいのですね。これは今後に期待したいところです。
また、これはなぜかわかりませんが、intuosのプロペンが使用できてしまいましたwなぜなのでしょう。ドライバも入っていないのになぜか分かりませんが、描き味は付属のペンに劣るので使っていませんが、なぜだか使えてしまいました。この点も気になるところではありましたね。

左手デバイスが付属しているのですが、そこを省いた商品を発売してほしいなと思います。
使用している人の中には、すでに左手デバイスを持っているひともいると思うので、欲しい人は付属のものを変えるようにして、「選択」できるようになるともっていいなと思います。その分価格もお安くできるはずなので。

まとめ

intuos proなどの代替機になり得る、完成度の高い製品だと感じました。価格的にもintuosより安いですし、あちらはもう6年ほど新製品が出ていないので、センスラボなどの商品などとあわせて、「それなりの価格で描き心地がよい、Mサイズくらいの板タブ」を探しておられる方には、よい商品だと思います。

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