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北海道オホーツクをテーマにした写真展とライブを同時開催します

どうも、laufen克です。

まず初めに、私のことを知らない方はこちらの記事を先に読んでいただけたら幸いです。

1/27(土)・1/28(日)に札幌市の豊平館で、オホーツクをテーマにした私の初の写真展、そしてlaufenのワンマンライブ「オホーツクが聴こえる」を開催します。

今回はこちらのイベントについて色々とお話しします。


オホーツクって何?どこ?

今回のイベントにおいてのオホーツクとは、北海道の北東部に位置するオホーツク総合振興局内の地域についてとなります。
※オホーツク海に面しているという点では、宗谷や根室も含まれるのと、ロシアにもオホーツクという町があります

オホーツクの魅力

自然豊かで風景がきれいと言えば、北海道のどこにでも当てはまる言葉かもしれませんが、オホーツクは日本の中でも流氷が最も多く見ることができる地域ということで、その景色は本当に美しいです。

網走流氷観光砕氷船おーろらから
海を覆い尽くした流氷と沈む夕日
流氷の塊がオブジェのように

もちろん冬以外の景色もすばらしく、世界遺産知床の雄大な自然も大きな特徴です。

海から見た知床半島の断崖絶壁

花の名所もあります。

魅力的すぎる建造物や、貴重な乗り物もあります。

朝焼けに包まれる紋別のカニの爪オブジェ
国内唯一の動く森林鉄道蒸気機関車「雨宮21号」

そして豊かな海産物や農産物を使った料理も美味しい!

ウニ漁師が作るウニカレー・斜里町GVO

フォトグラファーとしてのスタートはオホーツク

私が本格的にカメラを始めたのは、2013年にlaufenのボーカルCukaが北海道ファンマガジンの連載「オホーツクまち発見!!旅紀行」をはじめたのがきっかけでした。

当初は持ち込み企画で予算も全く無し。カメラマンを雇うお金も無かったので、だったらカメラ興味あるし自分が撮ってみるよということで、その時持っていたiPhone4を使って撮ってました。

が…何かあまり良くない…。

これはきっとカメラのせいだということで、当時としては奮発してNIKONのD5100という一眼レフカメラ(のレンズキット)を購入しました。

初心者用のものでしたが、やはりiPhone4とは色味や質感が違うと素人でもわかるレベルで感動したのを覚えています。

一眼レフデビューした時に撮影した写真

そこからどんどん沼にはまっていくわけですが、そもそものスタート地点が「オホーツクをより魅力的に見えるように撮影するため」ということだったのは間違いありません。

私とオホーツクの関係

laufenとしてオホーツク観光大使をさせていただいていますが、私はオホーツク出身では無いし、住んだこともありません。

laufenの活動の中で初めてオホーツクに足を踏み入れたぐらいなので、laufenをやっていなければもしかしたら今でも未踏の地だったかもしれません。

laufenは2002年にCukaが中心となって立ち上げたバンド(当時はraufen)でしたが、私はその2年後の2004年に加入しました。ちょうど20年前の1月上旬に初めてメンバーで集まった記憶があります。

その後2006年にテレビ朝日の「ストリートファイターズ」という番組でCukaの故郷知床で曲作り合宿をするという企画があり、人生初のオホーツクが世界遺産になったばかりの知床というとても貴重な体験をさせていただきました。

その時に「Cukaはこの土地で生まれ育ったから、ああいう曲が書けるんだな」と妙に納得したのを今でも覚えています。同じ北海道でもやはり雰囲気が違うんですよね。

当時コンデジで撮影した写真
合宿した場所は現在「知床夕陽のあたる家 ONSEN HOSTEL」として営業中

laufenはバンドとして活動していましたが、色々あって2010年に音楽プロジェクトとして生まれ変わり、その後2011年にオホーツク観光大使に任命していただいたことや震災の影響等もあり、それまでのライブハウス中心の活動から大きくシフトチェンジしていくことになります。

北海道ファンマガジンでの連載もその一つで、オホーツクでの取材活動やライブ活動の数が増えるごとに、オホーツクの魅力にどっぷりとはまっていくことになりました。

2014年から2年間、AIR-G' (FM北海道)でレギュラー番組を持たせていただいたこともとても勉強になったし、その流れでCukaの書籍も発表することができました。

正直昔はまだ昭和の雰囲気が残っているところがたくさんありましたが(今でもあるしそれはそれで悪くないです)、今は本当におしゃれなところが増えた印象です。

なぜ写真展とライブを同時開催するのか

今回の企画は、元々2018年にチャレンジしたクラウドファンディング「北海道オホーツクを音楽と映像と本でもっと広めたい!」のストレッチゴールとして設定されていたものでした。

当時の文章をそのまま引用すると

「オホーツクをテーマにした克の写真展も開催したいです。
ここ数年でフォトグラファーとしても有名になった克ですが、まだ写真展は開催したことがありません。

この機会に開催して、写真でもオホーツクの魅力を伝えていきたいです。
同時にライブをおこなうことで、よりオホーツクに興味を持ってもらえると思います!」

ということでしたが、2019年にCukaの上海留学、そして2020年からはコロナの影響もあり今まで実現できていませんでした…

ずっと心残りだったのですが、昨年はようやくコロナ明けとなり、そして今月の1/24(水),1/25(木)には札幌地下歩行空間で開催される「オホーツクフェア in チ・カ・ホ」で、4年ぶりにステージイベントが解禁してライブ出演できることになったので、このタイミングがベストと判断して今回のイベントを開催することにしました。

オホーツクフェアでのライブの様子

6年後に開催することへの様々な葛藤

とは言え、クラウドファンディングにチャレンジしたのは2018年。
今は2024年です。当時とは様々な状況が変わりました。

私はコロナ禍になってからオホーツクには数回しか行っておらず、2020年以降の写真はほとんどありません。

また、当時はいい写真だと思っていたものも、今見返すと「うーん…」という印象に変わってしまったものもあります。
この数年間で写真の好みや現像の仕方も変わったのと、機材や撮影技術も今の方がアップデートされているからです。

そして単純に写真展として成功させるためなら、以前X(旧Twitter)でバズった天狗の火渡りの写真を使わない手は無いですが、今回のテーマとは異なるので展示はできません。(会場に置くフォトブックには、何枚か印刷したものを入れさせていただきます)

どの写真を展示すればオホーツクの魅力が伝わるのだろうということも、今回大いに悩みました。

オホーツクに実際住んでいる方々や、オホーツクに魅せられて写真を撮るために長期滞在している方々が撮るような風景写真や、どアップのヒグマ、フクロウ、最近人気のモモンガなどの野生動物の写真もありません。

10年ぐらい前に運良く撮れたキタキツネ

それでも昔の写真を整理していた時に思ったのは、私が撮影してきた写真はこの10年間laufenとして音楽活動や取材活動を通して見てきたオホーツクそのものということでした。

取材活動の時はもちろん、ライブでオホーツクに行く時もカメラは自分の"目"の代わりのような形で近くにあることが多く、ライブの前後や空き日を使って撮影もしてました。

知床オーロラファンタジーにライブ出演していた時に、日中の空き時間を使って撮影したもの

ミュージシャンと取材のカメラマンという立場であったからこそ撮れた写真もありますし、自分が素敵だと思ったものはできる限り写真に残すようにしてきました。

最初にカメラを購入してから10年の間に撮影してきたものを、今の感性でセレクトして再現像してまとめたものが今回展示する写真となります。

いままでオホーツクに行ったことが無い方に興味を持ってもらえるような、そしてオホーツクに住んでいる方や何度も行ったことがある方にとっても新鮮な写真をお届けできたらと思っています。

写真展とライブの見どころ

写真展に関しては先程説明させていただいた通り、これまでオホーツクで撮影した写真の集大成的なものになります。

大きくプリントしたものをメインにしつつ、小さくプリントしたものを沢山並べたコーナーも作ります。

それとこちらもクラウドファンディングでのストレッチゴールとして設定されていた2019年の台湾ライブで、北海道・オホーツクを紹介するときにプリントした写真をフォトブックにまとめます。

2019年の台湾ライブの様子

あとは完全に今回のテーマとは異なりますが、これまで撮影してきた写真のポートフォリオをまとめたフォトブックも会場に設置します。

昨年函館コレクション2023で撮影させていただいた、函館市長・大泉潤さん
コスプレイベント用に撮影させていただいた写真。モデルはshihoさん
十勝千年の森で撮影したハロ@ミセスジャパン
苫小牧の工場夜景

そしてlaufenのワンマンライブでは、オホーツクや北海道をイメージした楽曲を中心にお届けします。
目と耳でオホーツクを感じて欲しいというのが、今回の最大のテーマでもあり、laufenの真骨頂でもあると個人的には思っています。

知床オーロラファンタジー公式テーマソング「幻想花」

多分今回のような形で写真展とライブを同時開催するのは最初で最後だと思うので、是非たくさんの方に見ていただきたいです。

2018年のクラウドファンディングで実現した、流氷の来る時期にオホーツクで撮影したMV「ブルー」

今回の会場の豊平館は、国指定の重要文化財であり、現存する木造ホテルとしては日本最古の建物であるとともに明治、大正、昭和と3代にわたり天皇家が訪れた由緒ある建物です。(札幌時計台とほぼ同時期に建設されています)

特別な場所で特別な写真展と特別なライブをしたいという思いから、この場所を選ばせていただきました。

ライブの時間帯は予定が入っているという方は、写真展だけでも来ていただけるととてもうれしいです。

会場の様子を見ながら、ギターでBGM生演奏も予定しています。

写真展を開催すること自体初めてなので、どのぐらいの方にお起しいただけるのか全然わからず、正直誰も来なかったらどうしようという不安もあったりします…笑

写真展の方は無料なので、是非気軽に遊びにいらしてください。
私は大体の時間会場にいる予定なので、気軽に話しかけてくださいね。

ライブに関しては、当日の様子を撮影して後日ツイキャスでプレミア配信しますので、そちらもチェックしていただけたら嬉しいです。

最後に

コロナ禍に入ってからはlaufenとして満足のいく活動がずっとできていなかったのと、私自身もSNSを2年以上お休みしていました。

今回のイベントはこれまでの10年を振り返ると同時に、私達自身の本当のコロナ明けとなり、また次の新しい活動に向けてのスタートラインになると思っています。

3月上旬にかろうじて残っていた流氷が、夕日に照らされている様子

クラウドファンディングの際にCukaも話していましたが、私たちだけでは無くみなさんと一緒にその一歩を踏み出していけたら幸いです。

…と言いたいところですが、こう書くと重くなってしまうので笑、単純に興味本位でも大歓迎です!

会場でお待ちしています。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

イベント情報

■克 写真展&laufenワンマンライブ「オホーツクが聴こえる」

克・写真展
1/27(土)12:00-17:00
1/28(日)10:00-17:00

laufenワンマンライブ
1/28(日)open18:15 / start18:45

場所:豊平館(北海道札幌市中央区中島公園1-20 )※1階「下の広間」

写真展料金:無料(別途入館料~300円 / 中学生以下無料)※予約不要
ライブ料金:4000円(限定ポストカード付き)
アーカイブ配信料金:2000円 / ポストカード6枚セット付き 3000円

ライブチケット購入
https://twitcasting.tv/laufen_cuka/shopcart/283013

アーカイブ配信購入
https://twitcasting.tv/laufen_cuka/shopcart/283009

※ライブチケットが上記URLから購入できない場合は、直接info@laufen.jp宛にご連絡ください
※ライブ当日の配信はありません
※アーカイブ配信は2/3(土)19:00からを予定しています

■オホーツクフェア in チ・カ・ホ

日時:1/24(水)・1/25(木)10:00-19:00
※laufenは両日18:00~出演予定

場所:札幌地下歩行空間北3条広場
料金:無料

イベント詳細
https://www.okhotsk.pref.hokkaido.lg.jp/ss/srk/shoku/okhotskfair.html


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