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映画「ブルーサーマル」を推したい

 3月5日に広島バルト11にて鑑賞しました。
 「プリンセスプリンシパル」シリーズの橘正紀監督の新作であるし、大学の航空部と言う題材も興味がある作品でした。
 見た感想は面白い。気分が良くなる面白さでした。
 どの面白く、気分が良いのかを紹介します。

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ストーリー


 主人公の都留たまきは地元の長崎県から上京し青凪大学に入学した。
 たまきは大学生活をサークル活動や恋愛をする事を楽しみにしていましたが、航空部のグライダーの翼を傷つけてしまい、そこから流されて航空部の雑用係となります。
 そんなたまきは航空部の主将である倉持潤と共にグライダーで飛びます。体験飛行で倉持が操縦していましたが、たまきはグライダーの翼に起きた変化を感じ取り、グライダーが傾く角度を正確に言い当てたり空中感覚の才能を見せます。
 倉持はたまきをグライダーの操縦手として航空部に迎えます。
 不本意な入部から、グライダーの操縦と空を飛ぶ事に魅入られたたまきは青凪大航空部の選手として成長していく。

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主人公成長物語


 映画「ブルーサーマル」は青凪大学航空部でグライダー操縦の才能を開花させた主人公都留たまきの成長物語である。
 最初は部のグライダーを破損させてしまった事や慣れない部内で控えた姿勢のたまき
 部のグライダー操縦手となり新人戦で選手としてデビューするたまき、ここから雰囲気は変わります。
 元から明るく人懐っこい性格が遠慮なく出ます。
 この新人戦の時に出会うライバル、阪南館大学の羽鳥楓と気楽に話し合える仲になり良きライバルとなる展開はたまきの魅力も出て来たなと感じました。
 グライダーの選手としても自信を持ち、航空部に慣れて仲間も出来た作中中盤からのたまきの姿こそが一番気分の良い展開です。
 いわば、グライダーを破損させたマイナスなスタートから才能を開花させ、良きライバルを得て航空部に居場所を得る。そこが見る上での快感になりました。

こんな人にはお勧め


 映画「ブルーサーマル」は「響け!ユーフォニアム」が好きならお勧めします。
 この映画は中学の時からユーフォニアムを演奏していた主人公黄前久美子が部内のいざこざに巻き込まれたり、関わったりしながらも大会に向けて演奏の腕を磨くと言うストーリーである。

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 「ブルーサーマル」では、たまきの家族関係で溝がある阪南館主将の矢野ちづる、悩みを持つ倉持が起こす事件と人間関係の問題が起きます。
こうした問題にたまきが解決する展開もあるので、部の中で腕を磨く事と人間関係の問題と言う部活もので二重の展開は「響け!ユーフォニアム」に似ていると言えます。

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「響け!ユーフォニアム」を見ていない方でも、主人公が新たな環境で居場所を得ると言う展開に興味を持ってたら、是非見て欲しい作品です。

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