深夜思い出した時の話

私がふと思い出しても
「ああ、自分はそういう人間だ」
と受け流せているのは、その出来事から目を背けているからだ。
自分が一度した悪事も、具体的な事柄や詳細
については考えないようにしてる。
「昔○○してた」と思い出した瞬間思考停止して無理矢理忘れる。
気づけば思い出す事自体怖くなって、記憶力も薄まった。
頭がおとろえていって、恐怖心が湧いた。
具体的な詳細まで、強制的に想起させられる。
必死に抵抗しても逃げられない。全部私が悪いのだから忘れるのが後ろめたい。
みんな殺せば全てなかった事になるか?これだと私は根っからの犯罪者だな。
こんな長文を書いていると、筆で絵を表現するより、文字を表現した方が適してると思う。スラスラ、言葉が思い浮かぶから。
あの時の災難なんか思い出しても、考えずに、「自分は悪なのでそういうものだ」と完結する。 自分勝手だが自分を守るためだ。仕方ない。それが私のさだめだ。問題を起こしたのは自分なのにも関わらず変に悲劇のヒロインになろうとするよりかはいいだろう。
ああ、やめてくれ、来ないでくれ、掻き消した記憶の塊が浮かび上がり襲ってくる。私に近づくな。卑怯者として生きてても楽になりたい。だからでていけ。
私は一生醜く卑劣なバケモノ、だからでていけ、バケモノでいい。モンスターでいい。どう足掻こうがモンスターである事実は消えない。さっさと寝ろ。私の頭の中で眠れ。本当は消えてほしいぐらいだ。

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