司法試験を目指すにあたり予備校を利用すべきか

こんにちは。

司法試験の予備校を利用した者です。

今回は、実際に司法試験の予備校を利用した者が、なぜ予備校を利用した方がいいか言語化してみました。

主にこれまで受験勉強を本格的にやってこなかった方を対象に記事を書きました。

予備校を利用するか迷っている方は是非とも参照してください。

いきなり結論ですが、

これまで本格的な受験を経験し、結果を出せた方(=自分に合った勉強法を確立された方と言ってもいいかもしれません)以外は予備校を利用すべきと考えます。

理由を説明しますね。

まず、司法試験を目指すライバル、すなわち、今後競争するであろう相手がどんな人かを考えてみましょう。

司法試験に合格する人に限定すれば、今後競争するであろう相手の圧倒的多数は、これまで受験戦争に勝ち抜いてきた強者(東大生や京大生など)です。
これは法律事務所に在籍する弁護士の学歴や司法試験の合格者数の多い大学を見ればすぐに分かると思います。

彼らは、試験勉強について深く考え、努力をし、勉強に関するノウハウを蓄積してきた結果、受験戦争を勝ち抜いてきたと推定されます。
そのため、これまで受験勉強をしてこなかった者は、努力量や効率性、理解力、記憶力の点で大きく彼らに劣っていると考えるのが現実的です。

僕自身も大学入学時点で受験勉強を本格的に経験してこなかっため、記憶力や理解力、事務処理能力などでとても苦労をしました。

少しまとめます。

これまで受験勉強を本格的にしなかった人の弱点は、
①自分に合った効率的な試験勉強のやり方
②記憶力
③理解力
④事務処理能力
⑤長時間勉強できる習慣
がないことにあると考えます。

まず、独学では、自ら過去問などを分析して、試験範囲をメリハリづけて勉強計画を立てなければなりませんが、①③④が確立してないとそれも難しいでしょう。
その際、法律科目の範囲が膨大であるが故に、どこが重要なのかある程度メリハリをつけて考えていく必要がありますが、理解力が乏しければそれも難しいです。
また、上手くメリハリをつけたとして、それを記憶しなければなりませんが、自分に合った暗記法などが確立しているわけでもないので、ここでも苦労します。

このようにこれまで受験勉強を経験してこなかった人は、受験勉強を経験してきた人に比べて圧倒的に不利な立ち位置にいると考えられます。

その差を少しでも埋めてくれるのが予備校だと思います。

予備校に期待できる機能は、司法試験を研究し尽くしたプロ講師によるメリハリのある講義や理解力があまりなくてもそれなりに理解できるような分かりやすい講義にあります。

これらの機能を使って上記弱点を少しでも克服していくことが肝要ではないでしょうか。

今回はこんな感じです。

とにかく伝えたかったのは、自分の過去の経験と照らし合わせて、予備校を利用するか否か判断してほしいということですね。

最後まで見ていただきありがとうございます。

引き続き受験勉強を頑張りましょう。

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