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関関同立のどこか→関西の国立ローのどこか | 令和3年司法試験予備試験○→令和4年司法…

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関関同立のどこか→関西の国立ローのどこか | 令和3年司法試験予備試験○→令和4年司法試験○(倒産法13位) | 伊藤塾呉クラス | 予備校やロースクールであまり言語化されていないものの、個人的に重要だと思うことを記事にしています。

最近の記事

条文学習のやり方ー司法試験・予備試験

第1 はじめに(問題の所在) 令和3年予備試験と令和4年司法試験に合格した者です。 司法試験の勉強を進めていく中で、「条文が大事!」「条文から考えろ!」「条文の素読をしろ!」と言ったアドバイスをよく耳にします。 しかし、思考停止の状態で抽象的な条文を読んでも、情報が右から左へ流れるだけであまり有効な対策にならないことが多いように思います。 実際、私自身も、受験生時代、条文や基本書を読んでも、情報が右から左に流れ、あまり理解できないまま時間だけが過ぎてしまうというような時

    • 法律答案の書き方について

      第0 はじめにはじめまして、令和3年に予備試験、令和4年に司法試験に合格した者です。 今回は、法律答案の書き方をテーマに記事を書きました。 司法試験の勉強をしていく中で、予備校の講義や基本書を活用すれば、合格に必要な知識を学ぶことができます。 しかし、事案をどのように処理し、答案を書いていくかについては、自分で問題演習をし、参考答案を分析するなどしなければ学ぶのが困難だと感じていました。 そこで、今回は、事案をどのように処理し、答案を書いていくかを中心に記事を書いていこ

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      • 司法試験本番までに身につけておくべきこと

        0 はじめにはじめまして。令和4年司法試験に合格した者です。 今回は、受験生が司法試験本番までに身につけておくべきことを紹介したいと思います。 というのも、私自身は、目的意識をもって勉強することが大事であると考えているのですが、そもそも目的が何か分からなかったらそのような勉強ができないと思ったからです。予備校の講義を受講したり、基本書を読んだりするにしても、何のためにそれをやっているかを意識しながらやるのとやらないのとでは天と地の差があると思います。 そこで、汎用性の高

        • 法律答案から逆算した勉強法についてー司法試験・予備試験対策

          1 はじめに はじめまして。  今は司法修習生で、令和3年司法試験予備試験、令和4年司法試験に合格した者です。  最近、受験生の司法試験対策をする機会が多く、司法試験や予備試験の勉強法について言語化する機会があったので、これを機に記事を書こうと思いました。 受験生の方やこれから司法試験の勉強を始めたい方は是非とも参考にしてみてください。 2 司法試験の目的  結局のところ、司法試験の究極の目的は、法律実務家としてコミュニケーションができるようになる、すなわち、法律答

        条文学習のやり方ー司法試験・予備試験

        • 法律答案の書き方について

        • 司法試験本番までに身につけておくべきこと

        • 法律答案から逆算した勉強法についてー司法試験・予備試験対策

          予備試験で身につきやすい能力と法科大学院で身につきやすい能力

          1 はじめに(記事の目的あるいは問題の所在) 司法試験を受験するためには、予備試験に合格するか、法科大学院を修了する必要がありますが、多くの受験生がどちらのルートを目指すか迷うと思います。私もそうでした。 昨今は予備試験の受験者数が増加傾向にあり、予備試験の難易度も上がってきていると感じます。 そのため、予備試験を過度に重視してそれのみを目指していると、予備試験合格まで時間がかかり、場合によっては法科大学院を修了した場合よりも多くの時間を費やすリスクがあります。 他方で、

          予備試験で身につきやすい能力と法科大学院で身につきやすい能力

          司法試験の勉強と目的手段審査

          1 はじめに 憲法では、法令の憲法適合性を審査する際に、目的手段審査という枠組みが用いられます。 具体的には、憲法で保障された人権が制約されている場合に、その制約が正当化されるかを検討する場面で用いられ、その際には、制約の目的が重要であるか、目的と手段との間に適合性や必要性が認められるかを検討することになります。 今回は、司法試験の勉強をする際にも、目的手段審査が有用であることを伝えたいと思い、記事を書きました。 今回の記事を読むことで、 ①目的手段審査の当てはめ ②勉強

          司法試験の勉強と目的手段審査

          予備校を利用して司法試験予備試験に合格する現実的な方法論について

          第0 はじめにはじめまして、令和3年司法試験予備試験に最終合格した者です。 予備試験には3回目で合格しました。その内訳は、1回目が短答落ち、2回目が論文落ち、3回目が最終合格というものです。 予備校は伊藤塾(呉クラス)を利用し、約4年間勉強しました。 本格的な受験勉強は予備試験が初めてで、また、地頭が特別に良いというわけでもありません。正しい方向性で、一定期間やるべきことをこなしたからこそ合格できたのだと思います。 もっとも、最初から正しい方向性で勉強ができていたわけ

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          予備校を利用して司法試験予備試験に合格する現実的な方法…

          司法試験を目指すにあたり予備校を利用すべきか

          こんにちは。 司法試験の予備校を利用した者です。 今回は、実際に司法試験の予備校を利用した者が、なぜ予備校を利用した方がいいか言語化してみました。 主にこれまで受験勉強を本格的にやってこなかった方を対象に記事を書きました。 予備校を利用するか迷っている方は是非とも参照してください。 いきなり結論ですが、 これまで本格的な受験を経験し、結果を出せた方(=自分に合った勉強法を確立された方と言ってもいいかもしれません)以外は予備校を利用すべきと考えます。 理由を説明し

          司法試験を目指すにあたり予備校を利用すべきか