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『イースⅧ』/ゲーム・ファンタジー・ARPG

5/7スタート 7/12クリア
プレイ時間約60時間
トロフィー達成率81%
サブクエスト、キャラクタークエスト、地図・宝箱100%まで達成

 鉄を熱いうちに打ちましょう! さあ急いで!(ずーっと書きかけのサイバーパンク2077の記事から目を逸らしながら)

 ってことで、イース8、クリアしました! イェーイ! ゲームのクリアってなんかそれだけでテンション上がるよね! おじさんになると、なかなかクリアまでいけなくなるからさぁ……(急降下するテンション)。

 それはさておき、この記事では最初はネタバレはあんまりせず、途中からキャラクターやストーリー上のこともいろいろ書いていく感じなので、そんな感じでよろしくお願いします!


はじめたきっかけ

 旅先で新しいゲームがやりたくなるんですけど、みなさんどうですか? 2023年のゴールデンウィーク、美ヶ原高原のベンチに座ってたら「あー冒険感のあるゲームがしたいなー」ってなると思いませんか?

美しい景色の中でゲームを検索する

 セール中だったオクトパストラベラーを我慢して、うっかりロマサガ3を買って、テザリングでゲームをダウンロード。これがゲームの新しいプレイスタイル……旅のカリスマからの提案です。
 で、旅先でほとんどやらずに(一応Switch持って行くんだけど、一度も外でちゃんとやったことないの)、帰宅してからロマサガ3を放置、PSプラスのゲームカタログでイース8を始めるというトリッキーな動きを見せました。これがゲームの新しいプレイスタイル……自分でもどういうことなのかわからないんだ……。

 いやね、冒険感のあるゲームってのを(旅先で)検索してて、紹介されてたのでつい。ゲームカタログだしいいかなって。あと拠点を発展させるゲームもしたかったんですよ。つっても、箱庭とかサバイバルとかストラテジーとか、それぞれちがう系統だけどもそういうガチガチに拠点づくりとかじゃなくて。
 うーんと、自分がやったゲームだと……古いけどトルネコの不思議のダンジョンのお店が大きくなっていく感じとか、ディビジョン2でコミュニティ(だっけ?)をアップグレードするくらいの感じ。
 これがまあ、ちょうどよかった!

面白かったところ

 航海中、巨大な怪物に襲われ孤島に漂流するところから物語は始まるんだけど、ほぼリニアな進行とはいえ、島をあちこち探索をして他の漂流者を見つけて、協力してコミュニティを作り上げていく展開は、求めていた冒険そのものと言っていいくらい。

 各キャラそれぞれ得意なことがあってお店ができたりもする。急ごしらえにしては結構立派な店よね。

 あちこちに行手を阻むもの──土砂で塞がれて人数が足りないと通れない場所、倒せない強力な敵、足を取られてまともに進めない沼、暗くてなにも見えない洞窟、水没して息が続かない通路、などなど──があって、ストーリーが進むにつれそれぞれの場所を越えられるようになる。これだけで、もう楽しい。
 あとは、のちほど触れるボリュームも、個人的にちょうどよかったのがプラスポイント。アイテム収集や地図の完成、めちゃくちゃ必死にやらなくてもだいたい埋められるのでありがたい。

 漂流ものには必須な気がする魚釣りもあるよ!

 ともあれ、なんせPSプラスのゲームカタログに入ってるから、軽い気持ちで始めて冒険を楽しむといいよ!

難易度とかボリュームとか

 難易度はノーマルでやりました。死にゲーをほとんどやらない自分が、たいして詰まることなく、これといってレベル上げもせず(とはいえ寄り道大好きなのでついレベル上がっちゃうことはある)、ゴリ押し気味にボス戦も乗り切ったので、ノーマルでも簡単なほうかと思います。
 サブクエストをやりきって60時間のボリュームは、最近の自分にはこのへんがちょうどいいのかなと思います。サブクエストを放置できないのよね。でも海外AAAタイトルオープンワールドとかだと、サブクエストまでは全部やりきれずに余裕で100時間は超えちゃうので。国産ゲームだと結構ある、これくらいのボリュームがちょうどいいのかもしれない。
 クリア後の2周目とか、やり込みをするなら+20時間くらいかなあ……。最高難易度のクリアがトロコンで一番のハードルになりそう。

操作感

 グラフィックの面でもあるけど操作感として大きいのが、PS4ゲームで60FPSなこと! とてもえらい! おかげでかなり爽快。そこまで複雑な操作もなく気持ちよくキャラを動かせる。難易度についてとも重なるけど、だいたい気持ちよく敵を倒せるのでテンポもいいかな。
 いっこだけ、移動のための左アナログスティックがやたら感度が良すぎるのか、前に倒した状態から離すと、一瞬後ろに入力されちゃうことが頻発した。PS5発売時のコントローラーだから寿命なのかなあと、買い替えたら、それでもときどきなったので、遊びというか入力のデッドゾーンっていうのかが小さいのかも。ディアブロ4のためにもコントローラー買ったので、うっかりデュアルセンスが3つになってしまったぜ。

親切なシステム

 ムービーだけじゃなくて、探索中に発生する会話なんかも全部あとから読めるのがありがたい。素材集めも、一度入手したものはどこで取れた、どの敵が落とした、といった情報が冒険手帳に載るのでとっても助かりました。
 ていうかさあ、会話ログとか、ほんとディアブロ4は見習ってくれよなあ……せっかく今回、結構アレコレ物語を語ってくれるんだからさあ……(急に別の方向へ愚痴る)。

グラフィック

 もともとPS Vitaで出たものをPS4で出し直して、グラフィックはよくなったらしいんだけど、まあいま改めて見ると古いっちゃ古いかなあ。PS4版が2017年か……あれ、ホライゾンゼロドーンとかもその頃か。あのゲーム、グラフィックが時空を超えてない……?
 ま、まあ、それはしょうがないとして、個人的にオープニングの船のシーンではかなりグラフィックで心配したんだけど、島で動けるようになってから気にならなくなったんだよね。まあ、本番に入ってからの方がきれいに作ってるってことかな。

 超美麗グラフィック! って感じではないかもしれないけど、謎の島を探索する雰囲気はちゃんと味わえるよ!
 それと、繰り返すけど、60FPSなのは超加点ポイントね! 特にキビキビ動くゲームだと30→60は断然ちがうから!

サウンド

 イースファンはよくBGMのことを語るイメージがあるけど、そのへんわりと鈍感な自分も、耳に残るフレーズと雰囲気を感じたのできっと優れてるはず。
 アニメ風キャラクターでボイスもところどころつくんだけど、あまりキャピキャピしすぎるとつらくなってくる自分でも平気だったので、そのへんもよかったよ!(微妙な表現)

キャラクター

 さて、あとはネタバレしながら思い出を振り返りますよ!

 まずはラクシャ。主人公アドルの次に出てくるプレイアブルキャラクター。
 もう絵に描いたようツンデレでニコニコしてしまった。

 彼女、メガネに思い入れがあるらしいけど、その理由が「人を知的に見せるから」という……かわいいね! いや、父親とのなんやかんやという背景はわかるんだけどね! 知的に見せるから……かあ。ふふ。その後はずっと、知的に見えるのでメガネをかけててもらいました!

 あまりのデレに、後半になってからようやく発見できた執事も気を回してました。ところであなた、後半になるまでどこでどう生き延びていた???
 強いから平気だったらしい! 後半になってから合流する漂流者は、見つけるたびに「お前、いまのいままでよくぞまあ!」と突っ込んでましたが、もちろん楽しんでたし、一部苦しいながらもちゃんと理由づけもされてたしね!

 これは強いから大丈夫だった人その2。元気にお腹を出している。この世界、みんなお腹が強いのかな……?

 こちらはラクシャの次のプレイアブルキャラクター、サハド。彼もいいキャラであった……。釣りが上手いのでヌシ釣りに出てもらうんだけど、踏ん張るところで屁が出ちゃうので、彼こそはお腹を冷やしてはいけない。危険すぎる。孤島のサバイバルといえば『蝿の王』があるが、あの作品で覚えていることといえば、みなが腹を下していたことだ。
 ちなみに、何度かチャンスがあったのにもかかわらず、屁が出るところをお嫁に見せることができなかったのが心残りです。

 ほかのナンバリングタイトルでも、たぶん出てきてる相棒のドギ。迎撃戦だか制圧戦だかが終わって戻ってきたらこんな状態で、謎の人物みたいになってしまった。

  思い返すと序盤はとくに、いかついおっさん率高かったな。
 船長は結構短い出番だったけど、みなが折に触れて思い出すのでいいキャラでしたね。

 船長との関係だと、クイナがよかったなあ。こういうちびっこキャラはふだんあんまりで、ほかの友人に任せてるんだけど(どういうこと?)、こことか、出航前もクイナはずっと船長のことを思っててなあ……。

 プレイアブルキャラクター、ヒュンメル。最初は、あー、いかにもヒュンメルって名前な感じのキャラだなーって思ってたけど(ひでえディスり方だ)、意外とトボけたところがあって、だんだんと、そしてまんまと好きになってしまった。まあぜんっぜん使わなかったけどな!!!

 石鹸のエピソードで、実は子どもたちの面倒を見てる意外性を見せるあたりは、「おっ、何気にいいやつじゃん」くらいだけど、ハシビロコウとなぜか会話できるとか、はては古代種から依頼を受けるとか、どんどん周りが常識人に見えてくるエピソードを持つ男。
 あと、エンディングでしれっと貴族令嬢に求婚されたとか書かれてたけど……えっ??? 誰??? 作中だとラクシャくらいしかいないんだけど、彼女はアドルにデレデレなのでそのはずはないし……(メインヒロインはラクシャだよ派の発言)。クイナが実は貴族か、もしくはレーヤが男の子の格好をした女の子だったという可能性も……??? どっちみち幼女なのか? ヒュンメル、お前、そういうやつなのか???(急な話で混乱してきた)

 さて、ちびっこの流れでプレイアブル幼女キャラクター、リコッタについて。
 打撃属性でサハドより軽快で使いやすかったのでスタメンにしてた。彼女はお腹冷えるとか以前に、あまりに胸元がユルユルなので、ちがう心配をしてしまう。島でサバイバルして育ってるからそのへんわかってないんだってば! 誰かどうにかしてやれよ!!!

 島でサバイバルしてたのでなかなかたくましい。ここは笑った。

 あと、めっちゃサブもサブなキャラなんだけど、遅くに合流したエド、ちょっとおかしかったよね? ようやく最愛の妻と再会して、しかも出産という大事なタイミングで、「これが迎撃戦ってやつなのか……」。いやいやいや、迎撃戦のこと、なんか楽しいイベントくらいに考えてない???

 この発言も「えっ?」ってなった。逆に大物なのかなあ……。

 えっ? ってなったのはこいつもか。

 えっ?
 もしかしてシリーズで有名なアイコンなのかな……?

 最後に、メインヒロインはラクシャだよ派なので、メインキャラクターの片方と考えるダーナのことだけど……。タイトル画面に出てるのに、ぜんぜん出会わないなあとか思ってたら……。

 えっ? 露出が過ぎない???
 ここまでセピア調イラストでしかお目見えしてなかったから、プレイパートで出てきたときにかなり驚いちゃった。

 Oh……エタニアの文化はきっと性におおらかなんだねえ……。

 あっ、ちがうわこれ。なんか理由あってお腹を冷まさないといけない人たちなんだ。揃いも揃ってお腹出してるもん。平和とはいえ衛兵がお腹出してるもん。

 ……。
 寒かったら、お腹を、しまえ!!!!!

ストーリー

 さて、気を取り直してストーリーについて。
 イース8を始めたきっかけは冒険感を求めてだったけど、途中からサスペンスな流れや、島の謎そのものに焦点があたっていくのも面白かったな。

 誰かが住んでる? まだその人生きてるのかな? とか、謎の殺人鬼が紛れ込んでる!? とか。いやー、ワクワクしたよね!

 さらに、そもそもダーナとはなんなんだー、みたいな展開になってって……

 あの露出度の感覚を味わうアドルも困惑だろうなあ。
 それはそうと、思ってた以上に話のスケールが大きくなり続けて、マジで全世界というか全宇宙の命運をかけた冒険になって驚いた。これまでのシリーズでもこれくらいの規模感だったのかしら。

 ただね、ストーリーがどんどん加速していって盛り上がるのはいいんだけど、ちょっと言っ蒼きたい点がある。

 これもう完全にクライマックスじゃないですか。ラスボスの直前って感じじゃないですか。
 そこに突然忍び寄る怪しい影。

 いいいいまああああなああああのおおおお???
 いまなの!? ねえ、それいまなの!?
 古代種がいっぱい出てきて大変なのは、わーかーるーけーどーさーーーーー!!!
 実のところ、時間に余裕あったから笑って突っ込んだだけで済んだけど、これは正直イラついた人もいたのでは……?

 突っ込みついでに、エピローグで、この世界はすべて大地神の見る夢っていうから、あれ、じゃあ、いまのこれってもしかして二度寝の世界なの!? って思ったら違ったみたいで安心しました。まあ、大地神、二度寝するみたいだけどな!!!

 ところでダーナ、女神になってもあいかわらず服装がきわどい。その青い宝石の位置って、そういうことですよね? やはりエタニアの文化は奥が深いなあ。

最後に

 聞いたところだと、イースはこの8でだいぶシリーズ内でも評価高いみたい。「機会あれば」という前置きはついちゃうけど9もやってみたいね、ってくらい面白かったよ! またやれるといいなあ。

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