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2022年にやったゲームを振り返る その2 『Ghostwire:Tokyo』 『Night in the Woods』

 急に思い立ってばかりの人生を送っていますが、時間を決めてちょくちょくなんでもいいから書き残していこうと決めました! だいたいはTwitterの仕様変更のせいです。くそお……!!!
 というわけでその2です! その1はこちら!


Ghostwire:Tokyo

 数年前からゲーム・エンタメ情報サイトIGN JAPANのファンで、Twitterや YouTubeにSpotifyもフォローして、かなりお世話になっている。
 そのIGNのライターの1人が猛烈に褒めちぎっていたのが本作。

 以前から好みの合うレビュアーだと感じていたので、自分としては珍しく、発売してすぐに買って遊びました。

 探索・怪異・現代日本(渋谷)が舞台、といったゲームが好きならフィットすると思います。ドカーンとビビらせる恐怖演出がないわけじゃないけど、そういうのはそこまではなかったかな。 
 などなどで、我が家の好みにジャストフィットでよかった。わりと隅々まで遊んで(トロコンまではしないけど、サブクエは全部やるくらいの感じ)プレイボリューム60時間だったけど、たぶんこれくらいがちょうどいいんだよなあ。サブもやらないと気が済まないというか、残ってるのがモヤモヤしちゃうのよね。いい人ぶった言い方みたいになっちゃうけど、誰かが困ってるのを放置するのがなんかこう……。

 まあ、メインクエストで困ってる人は、毎度かなーり放置してるんだけどな!!!!!

 気に入った要素が特に3つあって、それを取り上げてみよう。

・ひとつめ。舞台がいい。

 大きな意味で(神奈川はまあ、東京みたいなもんでしょ???)東京の街に出てきてから、地球が太陽の周りをくるりの20回転以上しちゃったけど、これがまー、サッパリ都心に出ないんだわ。なので渋谷のことはよく知らないんだけど(アレかな……たぶんだけど谷があるのかな……?)、現代日本の感じがめちゃくちゃよかった。






 龍が如く系もそうなんだけど、見覚えのあるものや風景に囲まれた舞台を遊ぶってだけで面白さがあるよなあ。海外ゲームでも地元の人たちは同じように感じてるのかしら……と思うと、アメリカなんかは特に羨ましいね。めちゃくちゃゲームの舞台で使われてるもんな。

・ふたつめ。演出がいい。

 発売当初、結構Twitterで見かけたので知ってる人も多いかも。怪奇の演出がカッコいいのよ!





 なんならイチオシでカッコいいシーンが、わりとTwitterでシェアされちゃってたんで、まあなんていうかアレなんだけども、とにかくすっげえいい感じのやつが他にもあるんで、この感じが好きならとてもオススメできるナイス怪異です。

・みっつめ。KK(相棒役)がいい。

 お嫁のオールタイムベストコミックは『うしおととら』なんですが、現代、怪異、そして相棒……好きにならずにいられないね!
 ひょんなことから、学生のアキトくんと刑事の KKが一心同体になっちゃうんだけど、普通の意味での人がいなくなった渋谷の街を探索していても意外と寂しくないのは、KKとのやりとりが楽しいから。
 たとえば車の上を歩くとチャチャを入れてきたりして、いろんな状況でアレコレ話しかけてきて楽しい。

 出会い方は、それこそ王道のように悪印象からのスタートなんだけど、そこから信頼が生まれてくるのはいいよねえ……。

 このサブクエスト終了後にもちゃんと、「優しいんじゃない。職業病だ」と言ってくれるあたり、丁寧にやってくれてニコニコしちゃう。

 急にキザなセリフを吐いて笑っちゃった。

 これは、ひょんなことからぬるっと飛び出しちゃったKKと撮った1枚。ひょんなことから出たり入ったりする。

 いじってる感じの写真しか残ってないけど(ほんとすいません!)、もちろんシリアスに KKといい感じのシーンもあるよ!

 以上3つの観点(現代日本の街/怪異の演出/ツンデレ相棒)で引っかかるところがあれば、マジでかなり推せるゲーム。あ、ついでにワンコもたくさん出てくるよ! うれしいね!
 戦闘がわりとパターン化しちゃうとか(まあでもやっぱ演出好みなので、自分はあんまり飽きなかった)、バイクの絡みでズコーってなるとかあったけど(これは正直かなりズコーってなった)、とてもよござんした。

 ところで、最近無料アップデートされたんだよなあ……。CrossCodeも地球防衛軍6もアウトライダーズも、本編をクリアした熱が一度冷めちゃうとなかなかDLCで戻るの難しいよね……みんなそんなことないのかしら。

 ついでに、直接このゲームの話ではないけど、これやってる今が読みどきなのでは!? と積んでた『裏世界ピクニック』を読んだのもいい思い出。雰囲気がリンクして楽しめたな。
 ついでのついで話で、我が家はFPSよりTPSの方が好きなんだけど、この渋谷で慣れたおかげなのか、このあとやったボーダーランズ3にスムーズに入れた気がする。

Night in the Woods

 ちょっと前に、「どういう話なのこれ……?」って思いながら読んだ/遊んだ作品をいくつかツイートしたけど、考えたらこれもそうだったな。
 大学をドロップアウトした主人公が故郷に戻ってくる話なんだけど……なんというか、説明が難しい。

 そんないいものじゃないんだよなあ……。

 めっちゃ適当なこと言うけど、この辺の不条理というか、丸ごと呑み込むしかないのはある意味童話や民話の構造と同じなのかも。

 とにかく、地元の友だちがものすごくいいやつらで、それは本当によかったなと思う。



 「クソ野郎は黙っとけ!!」が、笑うやら切ないやら。

 あんまり先入観に引きずられてほしくもないんだけど、サリンジャーの味がするゲームだったな。ふいに思い出してしまったり、振り返りたくなるような。
 ちょっとおセンチにはなっちゃうけど、自意識と向き合ったことがあるほとんどの人(向き合ったことのない人っているの?)におすすめだ。ただしあんまりゲーム性はない! それはほんとに!

 最後に、これはもうラストシーンの感想になっちゃうから、ふせったーのリンクを置いておきます。

 素晴らしく美しい終わり方だった。
 とりあえずいまは、歌とピザを祝おう。

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