見出し画像

読書家は本当にモテるのか?

川口市出身の自称読書家 川口竜也です!

先日書店にて「モテる読書術」なる本を見かけた。買いはしなかったが、タイトルが印象的で覚えている。

都市伝説かも知れないが、本を読む人は異性にモテるという言い伝えがある。

本を読むことにより、語彙力が豊富になる、話題が豊富になる、共感力が上がるなどなど、読書を趣味にしている人はモテる傾向があるそうだ。

共感はコミュニケーションの鉄則である。本を読んで人の気持に寄り添うことができる人は、モテる傾向にあるかもしれない。

それに、語彙力や話題が豊富であるのも、ユーモアや教養を求める異性からはモテる可能性が高い。読んだ本の内容を実践することで、年収や役職が上がれば、それはそれで異性にモテるだろう。

つまり、読書の習慣は異性にモテることに大きく影響を与えると言えるのではなかろうか。

その裏付けとして、とあるインターネット調査で20〜30代の女性100人にインタビューした結果、約6割の方が「読書をする男性を好き」と回答したというデータもある。

モテるために本を読むというよりは、本を読んでいる姿自体がすでに知的でかっこいいという印象らしい。

それに、読書している姿というのは男女問わずとして美しいものである。

森見登美彦さんの「夜は短し歩けよ乙女」KADOKAWAにもこんな一節がある。

本を読んでいる姿が魅力的なのは、その本に惚れ込んでいるからに違いない。恋する乙女は美しいという。

森見登美彦「夜は短し歩けよ乙女」より抜粋

それを踏まえると、そもそも読書が習慣である事自体、モテ要素の塊と言っても過言ではないのではなかろうか。

だとしたら、なぜ私はモテないのだ。自分で言うのもなんだが、人並み以上に本を読んでいる自負はある。それなのに異性にモテないことを、小生は皆目理解できないでござる。

一体この責任の所在はどこにあるのか。責任者はどこだ。責任者を出せ。

……はぁ。それではまた次回。


・追記
前出の森見登美彦さんの「夜は短し歩けよ乙女」の引用文には、下記のような続きがある。

しかし薄汚い古本風情が彼女をたぶらかして、いったいどうするつもりだろう。古紙のくせに、と私は憤った。

同著より抜粋

今日もお読みいただきありがとうございました。いただいたサポートは、東京読書倶楽部の運営費に使わせていただきます。