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働き始めると本を読まなくなる現象

川口市出身の自称読書家 川口竜也です!

新年度とは言え、私の業務内容や部署の人員編成や変わるわけでもなく、いつもの変わらぬ営業日。

今年は4月1日がちょうど月曜日とあって、ビシッと決まったビジネススーツで入社式へ向かうであろう新卒社員を眺めながら出社(通勤のお供は朝井リョウさんの「桐島、部活やめるってよ」)。

まだ新卒で入社したのが何年前かと、節目としてのベンチマークがあるから良いけれども、今後歳を取ったら、きっと「10年以上前のこと」だと一括りになるんだろうなと思う(それが老いってことか……)。

それはさておき、仕事が忙しくなると、本が読めなくなる現象がある。

たまたま、書評家の三宅香帆さんの、労働と読書の関係性(長時間労働と文化的な趣味は相容れないか)の記事を見かけた。

ここまで深く論ずる気はないが、単純に仕事が忙しく、本を読むほどの体力的・精神的な余力が残っていないがために、読書に充てる時間が減少することはよくあることであろう。

私自身、本を読めないほど疲れることも少なくない。ライターとして記事を書いて、そのあとnoteにも記事を投稿して、もう文字を見たくない!って日もある。

読書会のリピーター様の中にも、久々に参加なさると「最近忙しくて本が読めなくて」と語る方が多い(久々に参加する際の常套句かもしれないが)。

また、大学在籍中は読書が好きだったけれども、働きだしてからなかなか本を読まなくなった(だから読書会に参加して刺激を受けようと思った)と語る人も少なくない。

事実、以前Youtubeのあるアンケートにて、「漫画を含めずに、1ヶ月どれくらい本読む?」という質問に対して、2023年6月7日 21:47(約2.6万票)時点で68%が「0冊」と回答していた。

>>読書家と呼ばれる基準

困ったことに、本など読まなくても生きていける。

私自身、本を読んだほうが良いかなぁと聞かれたら、読みたいなら読めば良いんじゃない?というスタンスである。

そりゃ読書をすることによって、色々メリットはあるとは思う。だからといって、人様に対して「本を読むべきだ」とはあまり思わない。

仕事が忙しくなって、本を読むのに労力を掛けるくらいなら、Youtubeのショート動画を眺めて、SNSで俳優やアイドルの動向を追ったほうが楽であろう。

それに、本の読み過ぎには弊害がある。

私の場合だと、時事に疎すぎて先輩や上役との会話についていけないことが度々ある。スポーツとかも全然見ないし、出版関係以外のエンタメにも疎い(それはただ単純に興味がないからだけれども)。

だから何と言うか、読書ってのはタイミングがあるから、今が自分にとって本を読むべき時期が来たら、読めばいいんじゃないかな。

周りが読んでいるから自分も読もうというスタンスだと、あまり続かないものだ。無理して読書するほど辛いものはない。

もしかしたら、もっと早く読書の習慣を身に着けておくべきだったと、後悔することもあるかもしれない。

だけど、それはそれでターニングポイントとして必要なことだと思う(それを気にしたら、キリが無くなる)。

そもそも、大抵の人は本を読んでいないのだから(笑)。

まずは、新しい生活に慣らしていくこと。今は忙しくて、それどころじゃないってこともあるだろうし。

で、気晴らし程度に本を読むくらいがちょうどいいと思う。

読書に慣れると、満員電車も余裕よ(笑)。

そんな自称読書家のアドバイス。それではまた次回!

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