5月25日から3年ぶりにオーシャンカップが開幕。ペスカドーラは1回戦から登場し3日間で3試合を戦うタフな日程でした。エスフォルタアリーナ八王子には平日開催にも関わらず、多くの観客が訪れていました。

1回戦　U-19日本代表戦

序盤から一進一退の攻防が続いていたが、11:25に野村選手の得点でペスカドーラ町田が先制。さらに押し込み、追加点を奪いたいペスカドーラだったが、1stピリオド終了間際にU-19日本代表の宮下選手のゴールで同点に追いつかれる。このゴールで両チームのハーフタイムの雰囲気はだいぶ違ったものになったのではないだろうか。
2ndピリオドはU-19日本代表が試合のペースを握る。いくつかの決定機を作り、25:22、26:58に立て続けに宮下選手が得点し、逆転される。苦しくなったペスカドーラだが、直後の27:06に毛利選手がゴールし1点差。残り時間5分からパワープレーを開始し、ワンプレー目で野村選手が同点弾。39:00にもパワープレーから山中選手がゴールを奪い逆転。U-19日本代表もパワープレーで反撃を試みるもタイムアップ。4－3で勝利。

ペスカドーラ町田は失点直後の得点、パワープレー開始直後の得点。苦しい中でU-19日本代表から試合のペースを奪い、流れを引き込むことができたのが勝因ではないだろうか？
逆にU-19日本代表は短い期間だったが良いチームを作り試合に臨んでいた。実際シュート数はペスカドーラを上回っていた。もっと連携やチームの考えを深めていれば、結果は違っていたかも知れない。
八王子ラウンドで一番苦しい試合だった1回戦。この試合の勝利があったからこそ、次の２試合ができた。チーム力を高める大きな一戦だった。

得点者
11:25 野村
27:06 毛利
35:35 野村
39:00 山中

2回戦　ポルセイド浜田戦

ペスカドーラ町田がポゼッションを高め、試合のペースを握る。5:06。この日も野村選手が先制点を奪い、そこから倉科選手、金山選手、荒川選手が得点をマークし、序盤で大量リードに成功。
2ndピリオドではやはり立ち上がりに髙橋選手がゴールを奪い、ポルセイド浜田が5ファールを犯した後、2つのファールで獲得した第2PKをどちらもヴィニシウス選手が決め、8-0で大勝。

全日本選手権でもそうだったが、カテゴリーの違う相手には強く、ジャイアント・キリングは起こさせない。ペスカドーラ町田は39本のシュートを放ち、被シュートは10本だった。

得点者
05:06 野村
07:47 倉科　
09:43 金山
12:32 荒川
18:39 野村
25:55 髙橋
28:09 ヴィニシウス
36:44 ヴィニシウス

3回戦　ボアルース長野戦

試合開始直後からスコアが動く。00:17にヴィニシウス選手、02:43に毛利選手がゴールを決め早々に2－0でリードを奪う。その後も多くの決定機を作るが得点には至らず、1stピリオド終了。
2ndピリオドでは23:49に山中選手がサイドを突破してゴール。セットプレーでボアルース長野に返されるが、28:31にセットプレーから髙橋選手が決め、31:18にはまたも髙橋選手がパワープレー返しで得点。最後は伊藤選手のダメ押しゴールで6-1で勝利。

この大会初めて同じカテゴリーでの対戦。ボアルース長野とは昨シーズン1勝1分だったので相性の良さもあったのだろう。2試合連続のクリーンシートにはならなかったが、GKの石井選手もいくつか良いセービングを見せていた。

得点者
00:17 ヴィニシウス
02:43 毛利
23:29 山中
28:31 髙橋
31:18 髙橋
36:49 伊藤

3試合を終えて

スタメンは３試合通して同じでGK石井、FPは倉科、ヴィニシウス、髙橋、毛利。おそらくこれが現時点での１stセット
2戦目からペスカドーラ町田のペース。序盤に先制点を奪い、追加点。2ndピリオドでダメ押し。昨シーズンでの同様の試合運びが見えた。
3試合通してセットプレー、パワープレー、パワープレー返しで得点が取れ、様々なバリエーションで決定機を作っていた。
3試合で9選手が得点して、全18得点。やはり攻撃力は健在。
特に新加入の野村選手が4得点。チームにフィットしつつ、自分のスタイルを出している。

決勝ラウンドへ

今週末の6/4、6/5はいよいよオーシャンカップ準決勝、決勝（3決）。ここまで来るとあと2試合できるのでチーム、ファン・サポーターにとっても大きな収穫だと思います。タイトルを目指すのはもちろん、Fリーグ開幕に向けてさらにチーム力を向上させる絶好の機会です。
お時間のある方は是非、駒沢競技場にてご観戦ください。Youtubeにてライブ配信も行っております。

今シーズン最初のタイトルはどのチームが獲るのでしょうか！？
頑張れ、ペスカドーラ町田！！

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