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右脳と左脳の会話(続き)

語学と言うものについて、右脳と左脳の視点から考えてみた。

自分はこれまで、英語圏とフランス語圏で仕事をしている。因みに英語は中学校から。家族は誰もパスポートを持っていない家庭で育った。フランス語は30歳から勉強した。その後、33歳の時からポルトガル語を、35歳になってアラビア語を勉強している。

語学に長けていると言って頂くことがあるが、自分でそう思ったことは一度もない。記憶力は落ちていると思うが、年齢を言い訳にするつもりは一切ない。ここで伝えたいのは、どちらかと言うと、何歳になっても気持ち一つで新たな語学が身につと言うことだ。

語学とは、なんなのか。言葉である。言葉は、その使い方次第だと思っている。というのは、自分の場合は、言葉はコミュニケーションの一つと捉えている。言ってしまえば、ボディランゲージとフランス語は一緒である。手話とスワヒリ語は並列することができる。言い方を変えると、言葉を右脳的な捉え方をしていると言える。一方で、TOEICなどのペーパーテストで高得点を叩き出すすごい方が周りに沢山いる。きっとそう言う方は左脳的に語学と向き合っているように感じる。

ちなみに、外資系機関での就職の多くは、特に国際機関では、語学テストのスコアは求められることはない。しかし、志望動機書や面接で、読解力やライティングスキルを測られている。それに対して、日系組織はTOEIC等の語学テストのスコアで足切りされたりする。実際に聞いたり話したりができるかより、ペーパーテストの得点が重要だ。

「何のために」という目的感を常に意識している自分にとっては、右脳的左脳的、両方の視点から語学を切り取る必要はあるが、どちらかか言うとここも右脳的な方が得意だと思う。ちなみに、TOEICは15年くらい受けていないが、自信はない。

そして、今アラビア語圏の国に住んでいて、初めてアラビア語を学んでいる。週一回1.5時間授業で、職場から希望者を募り、先生に来ていただいている。自分含め、上司など4名の人が受講している。まだ3回しか受講していないが、上司よりも評価頂いてる模様である。というのは、上司(外国語の中でフランス語が一番得意で、フラ語を完全にマスターしている)は左脳的に、自分は右脳的にアラビア語を捉えているように思う。その結果、取っ掛かりは右脳的思考優先の自分が評価される様だが、長い目で伸びるのは左脳的思考優先の捉え方だと認識している。

常に自分の強みと弱みを客観的に捉えていきたいと思っている。今は、コミュニケーションとしてのアラビア語を学びつつ、しっかり知識や文法をインプットして、即アウトプットへ繋げていきたい。そんな向こう3ヶ月のアラビア語目標。まずは今日学んだことを復習し、明日から使っていきたい。

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