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「ローカルで雑談」とは何か?公務員を辞めて正社員を辞めて、子どもが集まるたこやき屋さんを始めてしまった現役教師の話🐙~大学でプレゼンしてきました スライドあります~

どうも、通信制高校で非常勤講師をしながら、たこやき屋さんを経営している「たこやき先生」です


なんか呼ばれたのでプレゼンしてきま~す


というわけで、スライドを軽く説明しながら垂れ流します!




これはタイトル。ラノベ風。


簡単な自己紹介です。どうも「たこやき先生」です。



うちのお店は「なぜか子どもが無料でたこ焼きを食べることができるたこ焼き屋さんです」
Yahoo!ニュースとかテレビとかにもちょろちょろ出ています。


簡単な経歴です。
なぜか担任しないまま⇒教務主任3年やって⇒学年主任になりました。
謎。
その他詳細は経歴のnoteがありますので、興味があれば、そちらも読んでね。



というわけで、「なぜたこ焼き屋さんを始めたのか?」という思想背景になります。シンプル。ローカルで雑談したかったからです。



じゃあ、「ローカル」ってなんだ?というとグローバルと対比するとわかりやすいです。これはドラッカーがポスト資本主義社会の中で定義していたものを借りてるんですが、「グローバルは平準化」だと言ってるんですね。つまり、どこに行っても同じ商品が買える、同じサービスを受けられる。マクドナルドはグローバル。で、理解可能なんですね。最近は言語障壁も超え始めてますね。「理解できて消費できる」というのが前提になるのがグローバルです。

で、それの対比として「ローカルは文脈依存だ」というのが私の説明です。当店では、「たこ焼きを食べずに筋トレをしてプロテインを飲んで帰る高校生」というのがいます。
彼は当初はたこ焼きを食べに来てたんですが⇒常連になって色々しゃべってると「痩せたい」と考えてることがわかり⇒じゃあたこやき食べずに筋トレしようぜ(たこやき先生の趣味がボディビルでダンベルが店にある)⇒プロテインも飲むか。ということでなぞの常連客が出来上がったわけです。
これは一見して意味がわからなくて、理解するためには文脈が必要なわけですね。そういう、「ここでしか伝わらない物語」みたいなことをしたくてローカルを選んだわけです。実際に今住んでいる家から5分ぐらいのところにテナントがあります。
つまり、ちゃんと「自分と関係あることで初めて理解できること」をローカルでやっていこうぜって考えたんですね。肌感とか手触りとか。そういうの大事。



じゃあ雑談ってなんだ?という話です。
雑談は議論と対比させます。会議でも構いません。どちらにしても「結論を導く」という役割があるわけですね。そこでは無駄な話をすることは推奨されません。結果として効率よく目的を達成できるわけですね。ランダム性が低い。
一方、雑談は役割がありません。強いて言うなら「それ自体が目的」です。役割を持たないんです。そうなると、会話の内容はあっちへ行ったりこっちへ行ったりするのではみ出していくわけですね。ランダム性が高い。そうすると思ってもいなかったことにたどり着ける可能性がありますね。上手く言語化できないんですが、なんか良いですよね。そういうの。
これは原体験としてはコロナなったばっかりのときに、ひたすら在宅勤務していて「通信制高校の教師」か「父親」をやり続けていた結果、「なんかすげーーーしんどいぜーーー」ってなった後、公園で娘の友だちとかパパ友としゃべったときに「なんかすげー楽だ!」「役割をまたぐことが必要だ!雑談だ!」とか思ったのがあるかもしれません。
というわけで、当店では目的を持たず役割をまたぐことをやっています。


で、そういうお店が100円たこやきなんですね。
文脈がないとよくわからないお店で、役割をまたぐ可能性がある物理スペース。それが100円たこやきです。例えば、うちのお店でたこやき買おうと並んでいると小学生が「塩マヨがおいしいで」とか声をかけてくるんですね。で、その小学生はとっくにたこやきを食べ終わって私と雑談してたり友だちと遊んでたり勉強してたりするんです。よくわかんない。そういう感じです。


で、100円たこ焼きには「コンビニ」を対比させるとわかりやすいです。日本全国どこにでも同じ商品が売っていて、商品を購入するというわかりやすさがある。でも、コンビニで並んでるときに横の人から「あの肉まんうまいっすよ」って声かけられないですよね。そういうことです。


で、こちらの赤字はオマケです。これらが当店のキーワードです。100円たこやきのある左側がランダム性が高くて関係性がメインになってる感じですね。右側はランダム性は低くて役割がメインになってる感じ。


まあ、そういうお店は経済合理性がないんですよねw
やっすいたこ焼き屋さんとか駄菓子屋さんとか平成30年で淘汰された感じがしますね。子どもが自分だけで来店できる店って儲からないんですよ。客単価が以上に安いので。


ところが現代にはインターネットがあります!!!どうなるかわからんけど、どうにかなりそうじゃないですか?インターネットがあれば。というわけで、「昭和のお店」は経済合理性がないため、平成30年で淘汰された。それをインターネットとかSNSとか使ってどうにか経済合理性を獲得させようとしたのが令和バージョン「昭和のお店」です。それが100円たこやき!!


リアルの店舗とインターネットをつなぐのがこちらです。「たこやきチケット」これを使うと高校生までの子どもは1日1回、4個のたこやきを無料で食べることができます。で、これは私が慈善事業でやってるわけじゃなく、大人のひとがチケットを買ってくれてるんです。コーヒーチケットのように事前にチケットを購入して、それをお店に置いとけて、それを子どもが使える。そんなイメージです!


そしてこの「たこやきチケット」をインターネットで販売しているんですね。(厳密にはチケットそのものを売ってるわけじゃなく、noteの売上をチケットにしているわけですが)
で、それを毎月noteでサポートしてくれる人たちのコミュニティが「100円たこやき公式サポーター」です。

というわけで、リアルにある「地域のお店」はインターネット上の「100円たこやき公式サポーター」とつながり、なんか経済合理性を獲得していこうとしている。というお話でした。

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鋭いですね!そう!

これは宣伝です!!!

今回のイベントはお店の宣伝をしようと思って参加しました!!

現時点で赤字ではないですが、人件費はありません!

なので、「意味わからんけど面白そう」そう思った方はぜひこちらの記事を読んでください!よろしくお願いします!!

過去にバズったことに関する記事とか、メディアに取り上げられた話もあります!読んでください!!

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