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【具体的な目標達成の秘訣!】MACの法則

こんにちは!
川江光です!

前回は障害を想定した目標達成の計画「WOOPの法則」について取り上げましたが、
今回は質の高い目標を立てる事に役立つ「MACの原則」について取り上げてみたいと思います。

①MACの原則とは?

「MACの原則」は、アイントホーフェン工科大学の研究チームによって、2011年に提唱された目標設定において効果的な手法の1つで
M(Measurable)、A(Actionable)、C(Competent)の3つの要素から成り立った目標設定の事を言います。

(1)Measurable(測定可能)

この要素では数値で測定可能な目標を設定します。
例えば、
目標達成をする期限:いつまでにやるのか?
目標達成をする量:どのくらいやるのか?
など、数値化して明確にする事で進捗状況が把握しやすくなります。

(2)Actionable(実行可能)

この要素では目標を達成するための具体的な行動計画を立てる事が重要です。
スケジュール、予算など具体的な行動計画を作成します。
どのようにやるのか?現実的な計画を作成する事で、目標に向かって効果的に行動する事に繋がります。

(3)Competent(適格)

この要素では設定する目標が高すぎたり低すぎたりする事なく、自分自身に適したものである必要があります。
・自分自身のスキル
・知識
・経験
・価値観
に合わせて目標を設定することで、目標達成に近づき易く、なぜその目標を達成したいのか?自身の価値観と合致するかも考えるべきポイントです。

②活用方法

MACの原則を使った目標設定の例をいくつか紹介します。

例1:顧客満足度向上
測定可能:納期遵守率90%
実行可能:日々状況を確認し、未回答や遅延がないか確認する。
適格:遅延が発生した場合は顧客との合意のスケジュールで調整を行って顧客との関係構築、他部署との連携を強化する。


例2:売上を増やす
測定可能:1年間で前年比の10%増加。
実行可能:受注増減が極端に激しい顧客に対して背景や要因を2か月に1回調査する。
適格:顧客情報を纏めた資料を作成し社内で共有できるように活用する。

③まとめ

今回は質の高い目標設定に役立つ「MACの原則」について取り上げてみました。
より具体的で現実的な目標設定のツールとして、活用して頂けると嬉しいです。



以上
川江光

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