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Schoo 令和もフリーデザイナーで食べていくリアルな方法 フォローアップ

Schooのオンライン生放送授業「令和もフリーデザイナーで食べていくリアルな方法」に村口 麻衣さん、小山内 さや香さんと出演しました。
この記事ではフォローアップとして、放送中には答えきれなかった質問と、生放送内で語りきれなかった話などを掘り下げて書きます。

※当日あった質問はほぼ触れないでおきます。当日三人で答えた解答はSchooさんのコンテンツとしてお楽しみください!

番組で答えられなかった質問への回答

Q.今回の登壇のきっかけはなんですか?
A.FLAT Designer's Barのツモマー君から声がかかりました。ツモマー君自身が聞きたいイベントについて呟いてたところに、Schooディレクターのナカノさんが声をかけて、そこから広がったというのが経緯です。

Q.机が高いのはどうして。
A.多分ですけど、私たちの足が長すぎるので、胴とのバランスの都合で机が高く見えたんだと思います。

Q.コピーライティングの世界ではすでにAIが人を上回りつつあると聞きます。デザインの世界ではAIの浸食はどんな感じなのでしょうか。
A.正直、そんなにAIが活躍してる現場で働くことがないのです。でもAIが発達したらそれはそれで力になってくれると思います。

Q?.地元での勉強会がconnpassでひっかからない…
A.お気持ちわかりますよ。私が大阪に住んで居た頃は今より少なかったです。オンライン参加できるタイプのイベントを選ぶとか、小さくもくもく会を主催してみるのはいかがでしょうか。

続いて、掘り下げて回答&フォローアップします。

Q.「できるフリーランスデザイナー」が当てはまる人ってどんな人ですか?
こちらの質問だけ、すでに番組で話をしたのですが少し掘り下げます。

クライアントにとってのできるフリーランスデザイナーという視点も考えてみたいです。
1.提案を行い、リードしてくれるデザイナー
2.忠実に言われたことに早く応えられるデザイナー

は、クライアントにとって魅力的だと思います。

状況次第で「できる」の評価指標は変わりますが、デザインには意匠と設計という二つの意味があり、
・目的達成に向けて設計を通した制作でリードできるデザイナー
・クライアントの意図を引き出し手早くプロトタイプを作れるデザイナー

は「できる」って言われそうですよね。

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Q.単価設定、自分の価値について
これはいくつか質問が出ていたのですが、掘り下げたいです!

「私は簡単にできるから」と安く見積もる。そんな方の話も聞いたこともありますが、簡単にできるのは技術がある証拠です。

自分の価値を理解するために、自分の仕事はどんな効果をもたらし、どんな価値を作るのか「デザインについて詳しく知らない人にも伝わるように」書き出してみるといいかもしれません。

アートボード 1 のコピー

Q.フリーデザイナーさんってノンデザとの関わり方も求められるのかなぁ?
求めていきます!自分から求めましょう。
クライアントに理解してもらい、一緒にユーザーの方向へ向いてモノを創り上げるためにはどうしたらよいのでしょうか。

美しいモノをたくさん創れるのも凄いことですが、その効果を高めるのは「誰に、何を、どんな方法で」伝えるかという視点も重要です。
クライアントから「こんな見た目のモノを作って〜( ✌︎'ω')✌︎」と依頼をもらったとしても、やっぱり「誰に、何を、どんな方法で?」ということを掘り下げてみてください。

どんな方法で?っていうのは、見た目の話じゃなくて「経路」のことです。目的達成の途中の経路に「効果を上げるためにデザイン(設計)をする。」という視点を持ってみてください。

それを一緒に考えたり、伝えていくことでデザインの作り方から一緒に関わり、知ってもらえます。

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最後に価格について

事前アンケートで「単価設定と交渉について」悩んでる方が多かったので書いてみます。

単価については前述した通り、自分の仕事が周囲にどんな効果をもたらすのかを考え、他とどう違うのか、まずアピールしてみてください!効果と差別化です。

加えて少しだけ報酬の設定について考えてみます。
要件定義をすると、報酬のパターンも考えられると思います。

下記は「クリエイティブな仕事をしている君へ、今日から始めるワークシフト クソ野郎にならずによい仕事をする方法」を参考に書きました。

モノが軸 固定報酬型 物量が決まっているものや、変更・修正が大幅に起きない予測不可能なプロジェクトに向いている。 時間が軸 リテイナー型 継続的な業務に対して定額の支払いが行われる。予算に合わせて成果物を調整できる 短時間で繰り返すアジャイル型 成果物のテスト・要件の調整を短期で繰り返す。未知な部分が多い大規模プロジェクトに向いている

図の通り報酬も「型」がありますよね。

プロジェクトについてヒアリングを行い理解すること、それによって関わる範囲や効果について話すこと、報酬の型について説明すること、そうした「言語化」は、単価の設定や交渉の役に立つ...はずです。


最後に

私がSchooで話していた参考書籍、広告制作料金基準表の紹介しておきます。
これを元に金額を決めることもありました。リンク貼ってます。

2019年10月5日!DTPの勉強会に出演します。現在定員に達しています。
キャンセルが出たらお知らせが出るはずです。定期的に開催されてるので、私が登壇しない会でも、ぜひお越しください!

現在執筆中の配色デザイン良質見本帳もよろしくお願いします!

それでは、Schooの生放送を聞いてくださった皆さん!ありがとうございました!

受講してくださった、のぐちょさんがまとめてくださいました!
ありがとうございます。


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