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KAWAII COMPANYのアートディレクター・増田セバスチャンさんに8個の質問

こんにちは。「KAWAII COMPANY」の企画担当、ゆめ子です。

2020年11月、KAWAII COMPANYのプロジェクトリリースにあたり、『今月のフェリシモ』という毎月発行の会員誌で、KAWAII COMPANYのアートディレクター・増田セバスチャンさんにインタビュー。8つの質問にご回答いただきました。

今月のフェリシモ12月号表紙

媒体には一部しか掲載されなかったのですが、ゆめ子は増田さんの想いをヒシヒシと感じ…このままではもったいなさすぎる!と熱い気持ちでこちらにババーンと全文公開!

【増田さんへ。今月のフェリシモより質問です】

Q1:フェリシモという会社の最初の印象は?

(もし以前からフェリシモを知ってたよ、という場合はいつからご存じでしたか?)

A:スタッフがフェリシモさんのアイテム(haco.や、最近だとクラゲの傘など)を持っていることもあり、女性ファンが多い大手の通販会社というイメージだったのですが、震災をきっかけに神戸に会社を移転し、人々をサポートする活動を多く行っていることを知り、印象がものすごく変わりました

Q2:今回の増田セバスチャン×フェリシモのプロジェクトをいっしょに進めることになったきっかけ、決め手となったポイントは?

A:神戸学校の際に矢崎社長と出逢ったことがきっかけで、「Kawaiiで世の中をもっとHappyに」というお互いの信念をミックスしたような言葉が自然と生まれました。個人向けの商品だけではなく、もっと広い視野で人々と繋がり、地域や色々な会社とご一緒しながらそんな世界を実現していくようなイメージが一気に湧き上がりました。(※1)

Q3:今回のプロジェクトでの商品づくりで、フェリシモといっしょに作ることでおもしろかったこと、印象的だったことは?


A:頭の回転が早い頼れるチームなのですが、思った以上にドリーミーで楽しいことが大好き。どっちがアーティストかわからないような瞬間が何回かありました(笑) 本人しかわからない不思議なこだわりがあるところは、僕のアトリエのスタッフとも通じるところがありました。(※2)

Q4:デジタル処理が多い今、アナログで、手作業でデザインを作られることに対するこだわりの理由は?

(今回のカワイイカンパニーのキービジュアルはそれぞれアナログで、手作業で制作されています)
A:僕は元々あまりデジタルで作品を制作しないので、手を動かすことが当たりまえなんです。頭ではなく、手が考えた方が早くて、アナログの持つ強さを信じています

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Q5:今回のキービジュアルにどのような素材を使用したか教えてください。

いろいろな質感の組み合わせや素材のセレクトはどのようにされるのか、素材は常日頃から少しずつ集められていたりするのでしょうか?それとも、作る目的、イメージが決まってから探されるのでしょうか。

A:基本的には僕のアトリエにあるマテリアルを使っています。常時世界中から集めた生地やパーツが大量にあるので、そこから絵の具を選ぶようにマテリアルをピックアップするんです。

今回はKAWAII COMPANY立ち上げのロゴデザインなどの構想の時点で○△□というモチーフがあったので、それを商品の柄になっても可愛く見えるように、作品を作るときよりは抑えめに構成しています。柄によって色々なマテリアルを使っていますが、それがファーなのかおもちゃなのかというのはそこまで重要じゃなくて、色々な要素が集まって1つのビジュアルが成り立っている。世界ってそういうことじゃないかな、というところを感じてもらえればと思います。


Q6:今回発売となった商品からひとつ推しアイテムを選ぶとしたら?

A:モンスターポーチかな。日常の中の非日常の風景として、子供の時に出会うヘンテコなモンスターは、時に心の拠り所になっていたと思います。生活の中にちょっとした刺激を与えられる、KAWAII COMPANYチームのこだわりが詰まったアイテムだと思います。

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Q7:今後のカワイイカンパニーについての展望、企画していることなどあれば教えてください。


A:色々な地域の方々や会社と一緒に、世の中を変えられるようなKawaiiを生み出していきたいと思っています。そこにはKAWAII COMPANYのファンの方にも参加してもらって、出会った景色の中から商品が生まれていくような体験を、皆と共有したいですね。

Q8:今月のフェリシモを購読しているみなさまにひとことメッセージをお願いします。


A:ある年頃になると、あんなに好きだったKAWAIIものを卒業して、オトナにならないと…と思う時が来ます。そんな反抗期が終わって「やっぱり好き!」と思い始めた皆さん、ぜひ僕やフェリシモさんと一緒にKAWAII COMPANYを作っていきましょう!

今月のフェリシモ12月号中面

(※1)2019年10月度のフェリシモ神戸学校ゲストに増田セバスチャンさんにご登壇いただきました。トークテーマは「KAWAIIの小宇宙~心をいつもカラフルに」でした。

(※)出会いからプロジェクトリリースまでの間、ゆめ子はいろんな企画書を(いたって真面目にいつも通り)作成して増田さんチームに提出していましたが、のちに増田さんから「ゆめ子さんけっこうかなりドリーミーだよね!」とコメントいただきいろんな意味で悶絶。その後「いろんな表現がいつでもけっこう関西的」というコメントもいただき(増田さんは常にポジティブにコメントしてくださっています)、ゆめ子の相方のヨシパスが呼吸するように無意識に笑いを企画に盛り込んでしまうことも見抜かれてふたたび悶絶


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