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音楽から学ぶ緊張してしまうあなたへ

緊張はどうしたら良いですか?
そうね、良い質問ですよね、この質問は老若男女問わず沢山の方から来ますよ。そして僕は今でもバリバリ、バキバキに緊張しますよ!(笑) なので僕も困っちゃってとても勉強しましたよ。でもね、「緊張」は皆さんが頑張っているからこそ起きる現象なんですよ。

誰もが思う事なのですが、「頑張ったから人に良く見られたい」「頑張ったから失敗したら大変なこっちゃ(失敗したら仲間からも、聴いている人からもどう思われるだろう)」と考えると、その時、脳の防衛本能的なスイッチが入るんですね。このスイッチが入ると、脳内では、戦争中に鉄砲を撃ちあって、自分は死んでしまう、危ない!という感覚と全く同じ感覚になってしまうから、手足が震え、足がすくんでしまうんです。つまり「失敗したらどうしよう」という考えは、命の危険がある時と同じくらいの「恐怖」を感じ取ってしまっているんですね。なので「緊張」の正体は「恐怖」なんですね。

脳にとって大切な機能、しかし僕らにとって要らぬ機能、有難迷惑なので、もし宜しければこれから本番の日だけ、ある程度緊張を「あ、緊張さんね、はいはい」と一緒に仲良くしてみる、諦めてしまうというのはどうでしょう。

逆に「成功したらどうしよう」「成功しちゃう」「絶対成功する」を考えてみる。といっても、あと5分で開演なんて言われてしまうとなかなか難しいですよね。

僕がいつも思っている事は、お越し頂いたお客様の一人でも良いから、その方にとって幸せだったな、と思って頂ける時間になって頂きたい。とそれだけを考えています。お一人様限定で考えています。

良い所を見せようとかではなく、誰かのお気持ちに少しでも「貢献」できたら嬉しいな、という気持ちです。そう考えると、「頑張ろう」と僕は思えます。あと拍手を頂いたりしたら、心から「嬉しい」と思い、本気の感謝をすると集中力が増します。

あと誰にでもあるのですが、「本番の風」というのがありまして、ごく稀ですが、風に乗ると150%、いや200%のクリティカルヒット力を出せる事もあります。発動条件は、「程よい緊張」があって、「良く練習」ができていて、「心身共に健康」で、気持ちも「成功したらどうしよう」と前向きな時です。そんなときもあります。

あと、お客さんや相手の気持ちになってみるのも手ですよね。
例えば自分が見に行ったコンサートで超特大のミスや失敗を見たとして、あなたはその人を一生嫌いになり、軽べつして、お金返せ!とまで言いうだろうか。

決してそんな考えばかりではないですよね!僕だったら、分かるなー。芸術だなー!と思って素敵な演奏会だったと一杯飲んで帰りますよ!たった数回のミスで他が全てダメだったと僕は思えません。

日本は生演奏を聴く機会が少なく、ミスが無いCDや音源を聴く文化なので、特にミスや失敗に対して敏感な種族なので、尚ミスが嫌いな種族です。

ちなみに僕は思いますが、失敗しない正確な演奏より、失敗しそうなギリギリな表現の方、失敗してしまっても、そっちの方が感動してしまいます。

自分が演奏するとき、発表するときは、「成功したらどうしよう」と思い、失敗を恐れず、ご自身が一生懸命頑張った事をちゃんと認め、例えミスをしても「ミスした?」位の気持ちでいて、0.1秒で「お!失礼!」と次の音から前向きになるよう、気持ちの切り替えを瞬時にしてみて下さい。

小さな一時のミスは大丈夫なんです。それより、まるで青空の下、外で吹いているかのような気持ちで緊張を受け入れながら、本番に臨む事が大事なのかなと僕は思います。

まとめになりますが、
・「緊張」は人を恐れる「恐怖」だった。
・「失敗したらどうしよう」ではなく、「成功したらどうしよう」と考える。
・「大勢」ではなく「誰かお一人様」に「貢献」を意識。
・良い風の「緊張」は時によって勇気づけられ、お相手にクリティカルヒット。
・「ミス」OK!と思う事。
・例えミスや失敗をしても「0.1秒で気持ちを切り替える」

ここまでご覧頂きありがとうございました。これから少しでも皆さんとひと時を共有できたら嬉しく思いますので、頑張って情報発信していきます。いつでも皆さんを心から応援しています。僕の応援も宜しくお願いします。

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