ディンケラッカーをオールソールする①
まいど!
さっそくですが私物のハインリッヒディンケラッカー。
ツォプナートや5連ステッチ(厳密には6連)が超クール。
ディンケの代名詞であるツォプナートのデザインですが、個人的には穴飾りのないプレーントゥがちょうど良く好き。
過去にはリフト交換もしましたね。
ディンケの飾り釘とか二度とやりたくない...
だがしかし...!
アウトソールが既に限界を迎えています。
昔、修理業に就くもっと前、つま先にレザー継ぎ足しの修理もしています。
一番削れている部分はギリギリミッドソールに差し掛かろうとしています。
さらには大量の飾り釘でアホほど滑ります。
命の危機すら感じるほどにね、、、
というわけでオールソール
使うのはもちろんレンデンバッハ。
個人的にソールをお持ちの方からいただいてきました。
この後を見ていただければわかりますが、ミッドソールのあるディンケラッカーはアウトソールまで縫われていません。
アウトソールは接着オンリー。
ツォプナートの縫いまで行うことはまぁ無理なので、そう考えると修理の際はアウトソールだけ剥がして再接着する仕様は理にかなっています。
この辺はメーカーさんの配慮だと勝手ながら思っていますが果たして...
バラシ
まず積み上げごとヒールを取り外します。
アウトソールは熱してベロンと一気に剥がす。
存外すんなり剥がせました。
が、レッドウィング等もそうですがミッド残しで糸を切らずに元の接着剤を削り落とすのがしんどい。
ボンド
削り終えたら接着剤。
レザーは吸い込むので二度塗りします。
色々端折って書いてますがとにかく仕込みが大切。
乾燥時間にトップリフトと積み上げを接着して仕込み。
トップリフトはサイズが大き過ぎました...
張りつけ
JRロゴもあるため位置はシビアに。
少しの隙間も許されないためしっかり確認しながら張りつけます。
余分なところはカッターで落とし、ハンマーの柄でソール側の革を擦りながら圧着+成形も。
コバを削って整える
少し形が見えてきましたね。
ここからが長いのですが...
仕事の合間に進めてるので、この記事を書いている時点ではまだ完成していません。
作業が進行したらまた更新しますので次回もお楽しみに!
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