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【Farmers Voices】 AI文字起こし vol.32


【AI文字起こし】
この放送は農業の常識を超越するメタグリをキーワードに活動するメタグリ研究所がお届けするメタグリボイシーズです。
メタグリ研究所の活動を農家目線でお届けする配信ファーマーズボイシーズ第32回ということでおはようございます。
木曜日担当の島根県出雲市酪農をしています川上牧場です。よろしくお願いします。


4月突入しまして新年度始まりましたね
桜が咲き始めたと思ったら、いきなり20℃を超えるような天気になって、季節の変化で牛の調子もポツポツ調子が悪い牛が出たりしてますね。
また夏が来るまでに換気扇の整備と、飲水装置の整備をやっておかないとなあという感じですが
Metaguri研究所も新年度にはいりまして、MLTT2024も始まって、先週配信でお伝えした川上牧場の牛乳が使われたカヌレも交換可能になりました。
プレーン、コーヒー、ミルクティーの3種類が1セットになったカヌレが20MLTTで交換できますのでぜひこの際、会員証NFTを購入してみて頂けたらと思います。
早速4/21に2周年記念イベントもありますので、令和6年度新しい取り組みをやってみたいという方はぜひオススメします。

さて,先々週の配信で、FOODGROOVEJAPANのお話をさせて頂きましたが、自分が参加している農業の面白い団体があるので紹介したいなあと思います。
その団体は【日本バイオ作物ネットワーク(JBCN)】といいます。
ということで今回の配信のテーマは
【遺伝子組み換え作物のアップデート】というお話をしたいと思います。

遺伝子組み換え作物というと一般の消費者のみなさんは嫌悪感があるイメージだと思いますが、遺伝子組み換え作物もどんどん技術革新されて来ています。
そんな遺伝子組み換え作物を始めさまざまなバイオテクノロジーを活用して、真に持続可能性のある農業を実践したいと考える農家によってつくられた組織がJBCNです。
JBCNのHPから引用すると、

日本バイオ作物ネットワーク(以下、JBCN)は、真に持続可能性のある農業を実践したいと考える農家によってつくられた組織です。

我々の強みは、日本国内はもちろん、海外のトップランナーたち — ウクライナやアルゼンチン、アメリカやカナダで超大規模に遺伝子組み換え作物を栽培する農家、ドバイの最新の植物工場マネジャー、有機嗜好の強い欧州で営農する農家たち、ガーナの農家でありながら種子メーカーも所有する女性経営者など多様なメンバー — にダイレクトに繋がっていることです。

こうしたネットワークを最大限に活かし、国内外のトッププロ農家、そして研究者やジャーナリスト、メーカー、物流や小売といったステークホルダーが密に交流し、来るべき人口増加による食糧不足や気候変動に対して日本や世界の土地利用型農業がどうあるべきかどう行動していくべきか議論し、またバイオテクノロジー作物や不耕起栽培など最新農業の技術論について実践・議論できるプラットフォームとなることを目指しています。

農業はその国の政治や政策に大きく影響を受ける事業活動です。しかし政治は時に、現場の事実とは乖離していても、事実とは異なっているとしても、有権者にとって聞こえの良い政策を立案しがちです。ポピュリズム政治です。我々は現場起点、そして長期視点で本当に必要な政策は何かを、海外の事例や海外の農家たちの意見も聞きながら議論し、政策として国にしっかりと提言していく組織でありたいと考えています。

JBCNは生まれて間もない組織です。しばらく運営方法は不安定で流動的になる可能性がありますが、ともに大きな目的に向かって、この組織をつくり運営してくれる仲間を募っています。
私たちの最終的な目標は、バイオテクノロジーなどを活用し、日本国内における食料や飼料の安定供給に寄与、農業により環境に与える負荷を低減した持続可能な農業、次世代に継承すべき新しい農業の確立を実現することです。そしてこれらの実現の本当に必要となる政策とは何かを議論し、国に提言していきます。

https://www.japan-biotech-crop-network.com/about-us/



遺伝子組み換え作物も世界中で技術革新が行われていて、日々進化していっています。同じ名前でも一昔前の遺伝子組み換え作物とは別の作物くらい変わってきていると個人的には思っています。

そこで先日こんなニュースもあったりします。

農林中金のの調査で日本の食料安保に不安を抱いている人は2割しかいないそうです。
自分は酪農家で農業をやっているので、
コロナ禍やロシアウクライナ情勢、中東情勢で飼料や肥料価格が高騰して輸入できなかったり、米農家さんがお米を作っても儲けにならない現状や新規就農者が少なく過疎化、耕作放棄地が急増しているのに危機感を感じているのですが
世界人口が80億人を超えて、食料不足になった際、食料がなくお腹が減って自分だけではなく自分の大切な人や家族が食べるものがなかったら
『あなたは遺伝子組み換え作物を食べますか?食べませんか?』

どうでしょうか?
ちなみに日本ではいつでもどこでも食料が手にはいりますが、世界では飢餓で苦しむ人が数多くいて、農地の有効活用や生産性の向上を目指し個人的には遺伝子組み換え作物やゲノム編集された作物をどんどん活用していくべきだと思っています。なぜなら自分の子供にはお腹いっぱいご飯が食べれるようにしてあげたいと思うからです。

とにかく有機農業や有機作物が素晴らしい。遺伝子組み換え作物は悪みたいな方もいるかと思いますが、それは食料が豊かな環境があってこその考えです。
昔むかしのおじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃんが次世代のために積み上げた技術や知識を単純な考えで判断しないで、生産する農家さんに直接聞くことができ、直接農産物を買い応援することができるようになっているので、消費者のみなさんも農業の知識のアップデートをしてほしいなあと思います。
ちなみにみなさんが食べている、大豆を使った製品、豆腐、醤油、納豆なんかの多くは遺伝子組み換え作物ですし、輸入小麦でつくられものも多くは遺伝子組み換え作物ですし、100%国産の牛乳や和牛が食べている飼料も遺伝子組み換え作物でできていますよ。
あなたが着ている服も遺伝子組み換え作物の綿が使われているでしょう。


という感じで(笑)

今回のファーマーズボイシーズで32回目になりますけれども、ファーマーズボイシーズ第1回から第5回まで、メタグリ研究所のディスコードグループに入って、NFTを購入するところまでお話ししています。過去の配信を聞きながら、スマホを操作することでNFTの購入まで進めることができると思います。
配信を聞いても、わからない部分があればですね、ディスコード内でどんどん質問していただけたら、メンバーの方が答えますんでね、お気軽に参加よろしくお願いします。
ファーマーズボイシーズは農家目線でメタグリ研究所の活動を発信していただける農家さんを増やすために配信しています。農家の声を会員の皆様もちろん、消費者の皆さんに届けていけたらと思います。ぜひ音声配信やってみたいという興味がある農家の皆さんはですね、メタグリ研究所に参加していただけたらと思います。さてそれでは今回は以上になります。ファーマーズボイシーズ、お相手は川上牧場でした。ぜひ来週もお聴きください。みんなみかん食べてね、牛乳飲んでね、バイバーイ。


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