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視線入力訓練アプリ EyeMoT 3D Game_00「風船割り」の不具合回避策

最初に

*追記 5/13現在の最新バージョンでは当該バグは解消されています。

*追記 5/13現在の最新バージョンでは当該バグは解消されています。

*追記 5/13現在の最新バージョンでは当該バグは解消されています。

大事なことなので3回言いました。以下文中にも、大事なことなので何回も言います。

当記事は、【 EyeMoT3D_GAME_00_20210304】および、【 EyeMoT3D_GAME_00_20210510】のバージョンでの不具合について記述しています。
この記事を書き終わって再度、ポランの広場にて最新バージョンを確認したところ、
2021年5月13日AM2:35現在、最新バージョンの
【EyeMoT3D_GAME_00_20210512】が公開されています。


このバージョンでは、僕の環境では、以下のバグは発生することなくアプリが起動し、動作することが確認できました!!!
なので、不具合があってこの記事にたどり着かれた方、まずは、
↓↓最新バージョン確認してみてください!↓↓

ことの顛末としての流れを備忘録として以下に残しておきますが、
*追記 5/13現在の最新バージョンでは当該バグは解消されています。


結論から。

0. 最新バージョンを確認すべし! 5/13現在の最新バージョンでは当該バグは解消されています。
1.EyeMoT 3D Game_00「風船割り」(以下「風船割り」)が起動エラー。
2.Tobii Experience というアプリを一度起動し、最小化。
3.「風船割り」アプリを「管理者として実行」。

(僕の環境では)これで無事、視線入力装置を使って、「風船割り」ゲームで遊ぶことができました。



ことの発端

「ポランの広場」というサイトで公開されている 「EyeMoT  シリーズ」という視線入力装置を使ったゲームがあります。

島根大学の伊藤史人さん主宰で、有志の方たちによって無料で公開されています。


友人であり、「一般社団法人できわかクリエイターズ」の代表、ヒキジーこと引地さんにZoomで付き合ってもらい、
文字通り0から、「~Tobii eye tracker5の開封から設定まで~」セットアップする様子をYouTubeで公開生配信しました。


その中で、「EyeMoT 3D  風船割りゲーム」、「EyeMoT 3DX ぬりえゲーム」をダウンロードし、起動しようとしたところ、
エラーメッセージが表示されたり、起動できても視線入力装置が作動しなかったり、といった不具合が発生し、アプリを使用することができませんでした。

*追記 5/13現在の最新バージョンでは当該バグは解消されています。

なお、僕のPCは久しぶりのWindows機を購入したばかりで、設定などはほぼ、デフォルトの状態、Windowsアップデートも最新の状態にしてありました。スペック上も、動作環境を十分に満たすものでした。

「次回までに解決しておきます。」ということで、その日の公開生配信は終了しました。

*追記 5/13現在の最新バージョンでは当該バグは解消されています。



救世主あらわる


そんな折、Sam's e-AT Labという、障害のある子供たちの支援機器や技術を発信するブログを運営しておられる、福島さん(できわかクリエイターズ理事)が、オンラインセミナーを開催されることになり、
その第一回でEyeMoT 3D の風船割りについて解説されるとのことで、「これは渡りに船!」とばかりに、参加しました。

 

ところが、ほかの参加者さんはみなさんスムーズにアプリダウンロード、起動、視線入力装置をつかってゲームをしているかたわら、
どうしても僕の環境ではアプリがうまく起動せず、
「やっぱり僕のは起動できませんでした。今回では解決できないと思うので、いろいろ調べてみます。また原因分かったらご連絡しますね。」
*追記 5/13現在の最新バージョンでは当該バグは解消されています。
と、半ベソになってる僕に、
「かわけんさんだけセミナー終了後、Zoomに残っててください。僕も一緒に確認しますよ!」
と、福島さん。
もう!!どこまで素敵な!!

オンラインセミナー終了後、福島さんが個別に僕のPCと画面共有をし、不具合をいろいろと検証してくださりました。

いろいろなパターンで検証していると、エラーには数パターンがありました。
・アプリがそもそも起動しない。
・画像のようなエラーメッセージがでる。

エラーメッセージ

・上画像から続行をクリックしても、視線入力装置が反応しない。

という、3重のエラーが発生しました。

*追記 5/13現在の最新バージョンでは当該バグは解消されています。

プログラム上のバグなのかな?と思いますが、専門的なことはわかりません。福島さんに教えてもらうがまま、いろいろ試したところ、
以下の方法(文頭記述と同じ)で、エラーを回避することができ、無事「風船割り」ゲームで遊ぶことができました。



~福島さんがみつけてくれた回避策~

0.アプリが最新のバージョンであることを確認する。

こちらから最新バージョンがダウンロードできます。無料アプリなのに、頻繁にアップデートされているようです。感謝。

*追記 5/13現在の最新バージョンでは当該バグは解消されています。

1.「Tobii Experience」を起動し、最小化しておく。

Tobii eye tracker5 を設定する際にインストールされているはずのアプリです。↓こんなやつね。一回起動して、画面の左上の「ー」ボタンで最小化させておきます。

画像2

その後、タスクバー(パソコン画面の一番下)の、右側にある、「」こんなマークをクリックして↓

スクリーンショット 2021-05-13 012459

その中に出てくる「Tobii experience」の上にマウスを合わせると、

スクリーンショット 2021-05-13 013031

「Tobii Experience -使用中」が表示されていればOK。


3.アプリを「管理者として実行」する。

「風船割り」アプリを解凍したフォルダから、アプリにマウスをあわせて

スクリーンショット 2021-05-13 013359

右クリックすると、下のような画面になるので

スクリーンショット 2021-05-13 013436

「管理者として実行(A)」をクリック。


こうすると、無事アプリが起動しました。

あくまで、これは僕の環境での例なので、ほかのケースも考えられます。

現状僕のPCは購入したままほとんどほかのアプリをいれたり設定変更をしたりしていませんので、参考になる方がおられたら幸いです。

*追記 5/13現在の最新バージョンでは当該バグは解消されています。



アプリを開発するのはとても大変。

アプリを開発・公開するとなると、今回の事例のように、特殊な環境下でのみバグ(想定外のエラー)が発生することが非常に多いそうです。

アプリの開発段階でもバグの検証をするそうですが、アプリそのものの開発以上に、さまざまな環境でのバグ修正への労力のほうが膨大だと、あるアプリ開発者の方が話しておられました。

スマホアプリでも大体の場合は、無料アプリなら広告が出て広告収入が入るようになっていたり、試用期間をすぎると有料になったりしますよね。
ついつい、無料アプリが当たり前のように感じて、「広告うっとうしいなぁ」とか、「無料でつかえないのかよ!」なんて思ってしまうこともあるかもしれませんが、
そこには開発者の寝る間を惜しむ労力が割かれているってこと、忘れちゃいけないなぁと思います。

ポランの広場は、伊藤さんをはじめとする、学生さんなど有志の方たちで運営され、アプリも無料で提供されています。このアプリを使って日本中(世界中)の障害を持った子供たちが、視線入力という可能性への扉を開いています。頭が下がります。本当にありがとうございます。


下記リンク先から、「研究支援品カンパ」として、研究に関わる器具や本、夜中までかかるであろう作業の際のおやつ、学生さんへの謝礼としてのAmazonギフトカードなどを届けることができます。

この記事をご覧になった方、特に教育機関、福祉機関などの業務で使われている方は、ぜひ、
「ありがとう」の気持ちと、今後の研究継続のための応援を、
Amazon経由、島根大学まで、ポチッと!


最後になりましたが。

できわかクリエイターズのヒキジー、福島さん、本当にありがとうございます!!
これからもどうぞ、よろしくお願いします!

福島さんのサイト「Sam’s e-AT Lab」は、視線入力装置の使い方などについての記事も非常に充実しています。

「google検索で視線入力装置について調べていると、結局はここにたどり着く」と言われるほど。


http://sam-eatlab.blog.jp/archives/25840302.html

オンラインセミナーは今後も継続的に開催されるそうです。
視線入力に限らず、障害児支援に関わる方は要チェック!!


*追記 5/13現在の最新バージョンでは当該バグは解消されています。

*追記 5/13現在の最新バージョンでは当該バグは解消されています。

*追記 5/13現在の最新バージョンでは当該バグは解消されています。

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