クリスタ+MMDで2Dレンダリングの一例

2015年12月現在、残念ながら、デジタルコミック作成ソフト、CLIP STUDIO PAINTの3D機能が使い辛いので。

使い慣れた3Dアニメーション動画作成ソフトのMMDやMMMを組み合わせたらいいことあるかもしれないと思い立ち、やってみました。

MMDでモデル、素材の配置、カメラ位置角度を決めて画像に出力します。
→出力画像をクリスタで読み込み、レイヤープロパティで線画抽出の一例です。

これは拡大すると線画が粗くて印刷原稿には向かないけれど、下絵には出来るレベルです。MMD覚えて損はないなと思う一コマ。

ポーズやパースの練習に、こういった場面を作って利用してもいいのではないでしょうか。

注意
MMDのアクセサリ素材は商用利用は出来ないものが多いです。
つまり商業誌のみならず、同人誌でもお金をいただく頒布形態の発行物には、MMDの素材が使えないと思ってください。
あくまで練習として利用して、商用利用に当たらないようにしてください。
だから、私は自分で素材を作ろうという気になりました。利用規約の問題がクリアできますから。

面倒そうに見えて、クリスタの操作性の悪い3Dツールをいじるよりずっと早く場面が作れました。慣れもあるけれど、クリスタのマニピュレーターの感知度が低すぎて、モデルのポージングをしたいのに、すぐ背景部分、つまりカメラ位置が動いてしまいます。これ、本当に改善していただきたいです、セルシスさん。

私はコミスタで使える3D素材を作りたくて、Blenderを覚え始めた初心者ですが、この操作性の悪さから、今のところ作った素材をクリスタ用に作り替えることに乗り気ではないのです。
まだ、MMDの素材に作り替えた方がいいのではとさえ、思っています。
ただ、MMDの素材の3Dファイルと、コミスタ用の3Dファイルは作り方がかなり違うところがあるので、それはそれで大変に思えています。
(大雑把に言えば、コミスタで輪郭以外でも線画を描画されるようにポリゴンを割ると、MMDでは線になって欲しくないところに線が出る、という具合に、それぞれで書き出される線の仕組みが違っています)

最後に、画像内で使わせていただいた素材のクレジット表記を。制作された皆様、ありがとうございます!

モデル:アメショー式スウェーデン娘、るんば式キース・グッドマン、うに式テストモデル試・1.36。
背景&ソファ:LCシリーズ【OMF3出品アクセサリ】/ゆづき様
MMD:樋口様 & MMM:Mogg様

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