めんどくさいからと仕事を削るやつはだめ
「ここにタープつけたら相当いいかんじになるなあ」
と提案があったとする。朝市の会場をよりよくするための提案だ。この提案を聞いたら、そしてそれがいいものだと思ったら、どうやったら実現可能かをまず考える。
ここにタープをつけるためには、大きさと重さから判断すると会場のこのあたりとあのあたりに強固な支柱が必要やなと予測できたとする。そのときに感じる、ああこれは結構な作業量になるなと予想できる。
そのときにだ、割と高頻度でそれを阻止しようとしてくるやつがあらわれる
「それ、あんまりじゃないですか」
とその企画があまりよくないものというカムフラージュで意見を述べてくるやつがいる。そいつはその作業工程をイメージして、それがものすごく面倒くさいと判断して、どうやったらやらんでいいか、やらんかったら楽だよなという考えが優先してそれをやめさそうとする。そういう思いからの反対だ。
これは絶対によくない、全然あかん。会場にくる人を笑顔にするという大前提である理念が完全に抜けている。自分がしんどいからという判断だけが前にでてきて、やめとこうとなっている。
わかる。やろうと思ったらとんでもなく大変。私もここにタープをと聞いたとき、これはものすごい作業量になるなと予測できた。でも、それが手間だからやめとこうという考えにはいたらない。
大変やからやめようというなら、こんな仕事とっととやめればいい。
もう一方で朝市にはできるだけ手数を減らしてよいものをという考え方もある。これには理由がある。毎回まったくの更地にテントを立てて、その日のうちに片付けて、また更地にして帰るからだ。毎週立てて、すぐそれを畳んでとやるものだから、できる限り手数を減らさないといけない。この考え方も至極大事で、徹底する必要がある。
だからといって「みさおさん、手数増やしたらあかんってゆーてたじゃないですか、だからタープやめましょうよ」というのは断じて違う。みさおさんも大変やなあってゆーてたじゃないですか、やめましょうよと共感ある感じで言われたら、ものすごく腹が立つ。こいつは朝市をいいものにしようと思っていないと思ってしまう。
ですので結局我々がやるのは最大限合理的にタープを張る方法を考えることだ。できる限りてかずを減らしてターフを毎週つける方法を考えるべきなのだ。
ふざけるな、手を抜いてはいけないのである。
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