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心を揺さぶる何かに向かいあっているか



先日、ソウルコーチングというものを受けました。セッションを通して、わたしが何を成そうとして、この世に生まれてきたのか、気づいていくというものです。

このセッションを受けるのは二回目で、わたしの場合、二回ともキーワードとなったのは『新しい学校』でした。目を閉じると、自由に大人も子どもも学ぶ広場が浮かんでくるのです。そこにいる人たちは、なんだかホッとしていて、でも真剣に、自分の学びたいこと・やりたいことを追究しています。持ち寄ったおかずや、その場で誰かがつくったご飯を食べて、また学んで、自分の学ぶ気が済んだら帰っていく。お茶を飲むスペースもあって、仕事帰りに子どもを迎えに来て、一杯お茶を飲んで話をしていく家族の姿も。そして、迎えにきた家族に、その日に疑問に思ったことを問いてみる子どもたち。



そんな学校の姿が思い浮かんだセッションの翌日、石川直樹さんの本を読みました。『いま生きてるという冒険』という本です。石川さんは、7大陸最高峰を登った方であり、20歳頃に、世界中から選ばれた19歳から26歳の8人の若者の1人として、およそ9ヶ月かけて北極から南極まで、人力で横断した人です。8月に、Eテレで、スイッチ✖︎インタビュー 達人たち という番組に出演されていたのをみて、本を読んでみようと思い、読みました。

本を読んでいる途中から、石川さんの感性の素晴らしさに感動していました。また、冒険の凄さに、『とてもわたしはこんなこと、しようと思えなかったな』とも思いながら、石川さんの旅の中での体験に、思いを馳せながら読んでいたのです。

本の最後に石川さんが、『現実に何を体験するか、どこに行くかということはさして重要なことではないのです。心を揺さぶる何かに向かい合っているか、ということがもっとも大切なことだとぼくは思います。だから、人によっては、あえていまここにある現実に踏みとどまりながら大きな旅に出る人もいるでしょうし、ここではない別の場所に身を投げ出すことによってはじめて旅の実感を得る人もいるでしょう。』と書いていたのです。

・・・いまここにある現実に踏みとどまりながら、より豊かな学校を作っていけたら❕

石川さんの本のメッセージが、あまりにも今の自分の気持ちにピタッときて、体中がグワー❕と熱くなりました。

それぞれがホッとしていて、そして学んでいる場所。学校が、さらにホッとできる場になったら。さらにそれぞれの学びが深まったら。

そこに自分を踏みとどまらせながら、未来をつくっていくことは、大きな旅だ。

今よりもさらにホッとできて、今よりもさらに豊かに学べる学校をつくることに、わたしは心が揺さぶられる。この気づきに感謝し、現実世界をより楽しくして行こう。

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