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食欲をそそらない飯5選【ゲーム飯】

食欲の秋。ということで、“食欲をそそるゲーム”といったコラムはちょいちょい見かけますが、せっかくやりたい放題のゲームライターマガジンなので、ここでは食欲をそそらないゲームを紹介したいと思います。

まず、食欲をそそるってなんだろうってことなんですが、人はうまそうなメシよりもうまそうに食っている人を見て食欲が湧くのだと思います。孤独のグルメなんかも美味そうに食ってるのを見て腹が減ってくる。

 それはゲームでも同じで、たとえば『龍が如く7』で主人公の春日一番がゲームの序盤で10年以上の長い懲役になることが決まったとき、シャバの最後のメシとして牛丼をたらふく食います。

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 牛丼自体は庶民の食べ物だし、もっと美味いものもたくさんあると思うが、このとき、春日が堪能している牛丼は本当に美味しそうです。ほかにも仲間たちと楽しそうに食事するシーンなどは美味しそうですよね。

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 逆に自分は『FF15』のリアルな料理を見ても、作ってみたくはなったりするものの、そのグラフィックを見ていてもそれほど腹は減らなかったです。

 不味そうなメシに関しても同じで、たとえば『レイジングループ』は、いわゆる村八分が舞台で、貧相な食事が出てくるけど、主人公がそんなに不味そうに食べたりしないので、それほど不味そうとか食欲がなくなるという感想もなかったです。

 と、いうことで今回ピックアップしたのも美味しそうな料理ではなくシチュエーション込みの食事シーンになってしまいました。それでは、どうぞ!

その1 豆だけのスープ 『ファイナルファンタジータクティクス』より)

 有名ですね。そして知らない人からは「美味そうじゃん!」と言われて、ミルウーダの境遇を説明しないといけないことも多い(笑)。

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 スープって書いてあるけど、ほとんど味付けのない湯で、それだけで数ヶ月過ごすという境遇。

 「ひもじい思いをしたことがある? 数ヶ月間も豆のスープで暮らしたことがあるの? なぜ私たちが飢えなければならない?」というセリフから壮絶だったものと想像できますね。

4Gamerにも考察記事があって、数か月間過ごすことは生命に関わることになるそうです。

 いつ飢えて死ぬのかわからない状況というのは、食欲をそそるそそらない以前の問題ですね。

その2 カップラーメン 『かまいたちの夜×3』より

 ゲームのなかで、春子さんが作った素晴らしい精進料理をみんなで食べていたのですが、前作の出来事で生活も性格も荒んでしまった俊夫さんは突然として「カップラーメンください」と場を凍らせます。き、気まずい……。

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 かわいそうなのは主人公で、場を和ますために「カップラーメンはカレー味が美味いですよね」と話を広げようとするのですが、全員からスルーされてしまいます。

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 別にカップラーメンが食べたかったわけではないし、カップラーメンの話がしたかったわけでもないだろうにかわいそう。

その3 いぬごはん 『テイルズ オブ ヴェスペリア』より

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