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【かるた】こ/コアラ

【こ】
5匹の コアラが コロコロ 転がる 

ごめんなさい5匹と言いながら2匹しか描いてません、、。

〈コアラみたいに子供はおんぶ紐で眠ると思っていた話〉

自由自在に自分が歩ける事を知った小さい人が1歳かそのくらい(記憶があいまい)の頃抱っこ紐に入ってくれなくなった。とにかく「降ろせ、オレは歩くんだ!」とばかりに暴れてどうにもならなくなった。

当時使っていたのは前向き抱っこのできる有名メーカーのものでそれまではご機嫌で入ってくれていたのに全く入ってくれなくなった。むしろタコ並な軟体動物と化して腕を通していた僅かな隙間から器用にスルリと体を通して抜け出す事を覚えてしまった。

こうなると抱っこしながら洗濯物を干したり掃除機をかけたりという家事がままならなくなった。一人で部屋に残しておくにもまだまだ危険でベビーゲートがあるから外に飛び出す心配はないが、どうしたもかと考えていたらネット上に「おんぶ紐」の通販サイトをみつけた。

レビューには「見晴らしが良いのかご機嫌です」とか「背中で寝ちゃいました」とか「防災用に買いました。これで両手が空いていざという時にも安心です」とあり「これだ!」っとポチッと購入ボタンを押した。

間も無くして昔ながらのシンプルな背当てのついた「おんぶ紐」が届いた。
ワクワクして小さい人の脇の下に紐を回し背負い投げの要領で背中に担ぐ。
なかなか慣れないと大変な作業だが慣れれば行けそうな気もした。

小さい人も何をされるのかよくわからずなすがまま背負われてくれた。
気になる点は胸に食い込むバッテンの紐が恥ずかしいくらいで上からショールを羽織るかエプロンで隠せば良いとのこと。

懐かしい昭和のドラマや映画で八百屋や蕎麦屋の女将さんが赤子を背負っているのを思い出し〈背負ったまますやすや寝てくれるかも、そしたら仕事にも復帰して仕事と育児の両立ができちゃったりして〉と期待した。

そして事件は起こる。

2.3回背負ってこちらが担ぐのに慣れた頃、小さい人も慣れを通り越して飽きてきたらしく、寝るどころかおんぶ紐の中につながれたまま母の背中に足の裏ををつけ、力一杯踏ん張りはじめた。
そうなるとどうなるかというと

母の背中の上に立った!
(正確には立った気配を背中にひしひしと感じる)

のだ。
危ない!危険だ!頭の中で赤色パトランプがくるくる回って警報音が響く!そのまま行くと後ろにのけぞって後頭部から落ちる!出来るだけ前傾姿勢になるがもうおんぶして家事や仕事どころではない。
その出来事があってからおんぶ紐の出番はなくなった。

皆さんどうかおんぶ紐を使う際は後ろにふかふかお布団を用意して背負ってください。
5歳の母の忠告です、、。
(今日は為になる話!)

頭がヘルメットみたいですが小さい人が塗ってくれたので記念に。
(ズボンは母が塗りました、、飽きたので)

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