mRNAワクチン接種(7/24) 〜副反応日記〜(コメント欄に重要情報追加)

翡翠です。

20日のnoteの更新をすっかり忘れていました!!
そのくらい元気です。笑

19日以降の発熱、接種部位の腫れ、紅斑などはありません。

ここで、私の抱える免疫系の問題点を挙げておきます。

・酷い花粉症(スギ、ヒノキ、ブタクサ)
・シックハウス症候群(ハウスダストのアレルギー持ち。)
・小さい頃は重度のアトピーあり(中学時代にほとんど治りましたが、今でもストレスがかかると手と首回りに少しアトピーが出ます。)
・敗血症になって投与された『セフェム系抗生物質』にアナフィラキシー・ショックを起こしたことがある。
B型肝炎ワクチン『ビームゲン』接種で、酷い頭痛・倦怠感が1週間近く続いた(3回とも)。

「免疫系にこれらの異常を抱えた私がmRNAワクチン(コミナティ筋注)を接種するとどうなるか?」

そんな人体実験的な要素もありつつ(笑)、やってみた今回のmRNAワクチン接種でしたが、無事に終わって良かったと思います。

結果:おおよそ予想通りの副反応
2回目の発熱『38.4℃』は少し不安に感じる体温でしたが、タイレノールを服用したおかげか1日で熱は下がりました。

スクリーンショット 2021-07-24 14.24.03

(画像:https://www.mhlw.go.jp/content/10906000/000759518.pdf)

記事の投稿が遅くなったついでに、mRNAワクチン接種後に解熱鎮痛剤を使用することに対しての私見を書いておこうと思います。

解熱鎮痛剤には、①アセトアミノフェンと、非ステロイド性消炎鎮痛剤(NSAIDs, Non-steroidal anti-inflammatory drugs)があります。
①の代表がタイレノールカロナール、②の代表がロキソニンボルタレンです。

mRNAワクチン接種後の副反応に対しては、①のアセトアミノフェンを服用した方が良いという意見があります。
理由は、NSAIDsが『抗炎症剤』としての免疫抑制作用を持つことから、「mRNAワクチンの効果を低下させてしまうのではないか?」と考えられているためです。

スクリーンショット 2021-07-24 2.14.46

(画像:https://news.yahoo.co.jp/byline/kutsunasatoshi/20200922-00197544)

これに対し、日本の厚生労働省とアメリカ疾病対策センター(CDC)は、②NSAIDsを含めた、解熱鎮痛剤の服用は『問題ない』としています。

厚労省ホームページより引用。

ワクチンによる発熱は接種後1~2日以内に起こることが多く、必要な場合は解熱鎮痛剤を服用いただくなどして、様子をみていただくことになります。

CDCホームページより引用。

Talk to your doctor about taking over-the-counter medicine, such as ibuprofen, acetaminophen, aspirin, or antihistamines, for any pain and discomfort you may experience after getting vaccinated. You can take these medications to relieve post-vaccination side effects if you have no other medical reasons that prevent you from taking these medications normally.
It is not recommended you take these medicines before vaccination for the purpose of trying to prevent side effects.
ワクチン接種後に生じる痛みや不快感に対し、イブプロフェン、アセトアミノフェン、アスピリン、抗ヒスタミン薬などの市販薬を服用することについては、医師に相談してください。ワクチン接種後の副作用を緩和するためにこれらの薬を服用することができますが、他の医学的理由でこれらの薬を普通に服用することができない場合には、これらの薬を服用することはできません。
副作用を予防する目的で、ワクチン接種前にこれらの薬を服用することは推奨されません

実際、ファイザー社が行った大規模臨床試験では、多くの被検者がNSAIDsなどの解熱鎮痛剤を使用していました

Younger vaccine recipients were more likely to use antipyretic or pain medication (28% after dose 1; 45% after dose 2) than older vaccine recipients (20% after dose 1; 38% after dose 2), and placebo recipients were less likely (10 to 14%) than vaccine recipients to use the medications, regardless of age or dose.
若年層のワクチン接種者は、高齢層のワクチン接種者に比べて、解熱剤や鎮痛剤を使用する傾向が強く(1回目投与後28%、2回目投与後45%)、プラセボ接種者は、年齢や投与量にかかわらず、ワクチン接種者に比べて薬を使用する傾向が弱かった(10~14%)。
https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa2034577

しかしながら、有効率、安全性に問題は報告されていません

現在、私が服用したタイレノールは品薄で入手が難しいと聞きました。
mRNAワクチン接種前に、アセトアミノフェンバファリンルナJなど)を用意できれば一番良いと思います。
しかしながら、アセトアミノフェンを用意できなくても、②のNSAIDsを持っておくと安心だと思います。

体温が1℃上がる毎に体内の酸素消費量は13%増えると言われているそうです。
mRNAワクチン接種と心筋炎・心膜炎の関係についての報告がありますが、熱がある状態で心筋炎・心膜炎による心不全が起きたら、より命にかかわる事態になることは想像に難くありません。

私自身は医療従事者ではありませんが、京大の医師の友人に話を聞くなどし、クーリングや解熱鎮痛剤の服用により、副反応による発熱を下げることは大事なことだと思い、実際そうしました。

よろしければ、参考にしてください。

妊婦に対しては、日本産科婦人科学会、日本産婦人科医会、日本産婦人科感染症学会の合同声明文に、「(副反応に対し、)アセトアミノフェンは内服していただいて問題ありません」と記載されています(追記あり)。

副反応に関し、妊婦さんと一般の人に差はありませんが、発熱した場合には早めに解熱剤を服用するようにしてください。アセトアミノフェンは内服していただいて問題ありませんので頭痛がある場合も内服してください。
http://jsidog.kenkyuukai.jp/images/sys/information/20210618085642-AA2AB263D1579515C925BB40A60A311585CF581972A6A250A9791298AF8EF189.pdf

10/12追記)9月23日に、妊婦がアセトアミノフェンを使用するのは、「医学的適応がある場合に限られ、できるだけ短い期間に最小の有効量で使用すべき」とする合同声明文が、Nature Reviews Endocrinology に掲載されました
David M. Kristensen博士らは、妊娠初期にカウンセリングを実施して、医学的適応がない限りアセトアミノフェンの使用を控えることを妊婦やその他の関係者に伝えるべきであり、アセトアミノフェンを使用すべきかどうか迷った場合や長期使用する場合には医師や薬剤師に相談し、できるだけ短い期間に最小限の有効量で使用することでリスクを最小化することを提案しています

Nat Rev Endocrinol. 2021 Sep 23. doi: 10.1038/s41574-021-00553-7. Online ahead of print.
Medical research: A precautionary approach to using paracetamol during pregnancy

訳)医学研究:妊婦がアセトアミノフェンを使用する際に求められる慎重な対応
https://www.nature.com/articles/s41574-021-00553-7

追記)私と同じように、アトピーなど、免疫系に不安をお持ちの方は、河野太郎大臣の経過報告が参考になるかもしれません。

同じアトピー持ちとして、河野大臣のツイートにはスカッとしましたね。笑

河野大臣は21日に2回目を接種したとのことです。

私と同様、38℃近くまで熱が上がったようです。
既に2回目のmRNAワクチンを接種した私の父親や上司と比較して、河野大臣の58歳という年齢の割には、副反応が強めに出ているのかなと思いました。

冷却シートとピノで乗り切ったようです。笑

少し気になったのは、河野大臣は使うとするならば、『カロナール(アセトアミノフェン)』と『ロキソニン(NSAIDs)』のどちらを使うつもりだったのでしょうか?
この情報があれば、これからmRNAワクチン接種する皆さんにとって参考になるかと思いました。

もう大事には至らないと思いますが、河野大臣も早く良くなることを願っています。

以上。

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