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#幸せをテーマに書いてみよう~元・障害福祉現場の人間が幸せについて考えみた~

みなさんこんにちは。
《 作品募集 》#リメイクマガジン広めたい企画@kawasemiororoです!
(名前が長すぎる件で短縮表記「蝉緒」を時々使用中)

今回は@あきらとさん主催の「#幸せをテーマに書いてみよう」の参加記事になります。主催の@あきらとさんnoteと企画の概要はこちらから▼

募集要項に沿って2000字程度に私の思う幸せについて、まとめました。下記タイトルより本編になります。

#幸せをテーマに書いてみよう
~元・障害福祉現場の人間が幸せについて考えみた~


はじめに、一部の方にとって不快な表現があるかと思います。
予めご了承ください。


ここ数年で「個の時代」「多様な社会」「障害者が輝ける世の中に」そのようなフレーズと出会う機会が増えました。きっと、様々な方が表立って活動してくださったおかげ。私は感謝の気持ちでいっぱいです。

この匿名のことが、広まれば勇気を持って実名で活動をする。そう決めてます。私も、貢献できれば…そう思って生きてます。

けれど、もし病気をせずに、健康なまま大人になっていたら。そんなこと思いもしなかった気がします。

同級生とパリピでオールナイトな人生歩んで、今すでに幸せな家庭を持っていたら。そこそこ順当で、周りとあまり変わらない似た人生を歩んでいたら。

世の中の普通や一般枠といわれる世界の反対側に6年ほど身を置いてきたから、感謝の気持ちでいっぱいなのかもしれない。だから、この経験を活かしたいと思うのかもしれない。

当事者として長年施設にお世話になり、後に資格を取得して支援スタッフをしていた経緯のおかげで、双方との交流が今でもあります。

Twitterで福祉関係のツイートをする時、共生社会を推進してる身です。できるだけ「ハンデ」という言葉を使うのですが、子供の頃の話を交えて書きたいので「障害者」「健常者」という表現を使わせてください。

子供の頃、福祉という言葉を耳にすると、募金活動や高齢者、障害者のことを連想していました。あるいは、宗教的なもの。他にはパラリンピック、必ず主人公かヒロインが病気で死んでしまうヒューマンドラマ、国境なき医師団、隔離される施設の噂など。

幸せという言葉を耳にすると、五体満足、豊かな生活、みんな人気者、お金持ち、贅沢。あるいは、平和な世界を表現する言葉。豪華な食事、好きなだけおもちゃを買ってくれる家庭を連想していました。

子供の頃に植えつけられる「幸せの定義」

私の家は、ご飯は食べれる程度の貧しさでした。ご飯を食べることさえ厳しい家庭があるのだから、幸せだと言われました。外食や旅行にあてる費用はない。けれど、幸せ。

見た目が可愛くなくても、他の女の子より毛深くて嫌でも、歯並びが悪くても、お金が無くて進学できなくても。五体満足なのだから幸せだと思わなくてはいけない。

本当はつらいことだってあるのに、明るくて健康そう=幸せ者「あなたは幸せなほうだから。○○よりマシ。○○じゃなくて、よかったじゃないの。」幸せは言い聞かせるものなのでしょうか。

低学歴より高学歴のほうが幸せ。既婚者は未婚より幸せ。結婚して子供のいる家庭はもっと幸せ。家族に介護してもらえる人は幸せ者。

大人になるまで、たくさんの「幸せの定義」を見聞きしてきたけれど、どの「幸せの定義」にも比較対象があるように思えました。

誰かと、何かと、比べなくては人は幸せを感じることはできないのでしょうか。

私は病気になってから「医療や福祉が必要=不幸」「医療や福祉が不要=幸せ」と考えていました。
けれど、それから時が流れて、いろんな利用者さんとお話をしたり、福祉関係の講習会や同業者の想いの知ってから、その考えに疑問を持ち始めました。

結局のところ私の思う幸せとは「自分が感じる生活の質に紐づくもの」
現状の生活の質に対する満足度と、願う生活の質まで向上させること。小さな気づきや、自分の思う・願う生活の質を見える化するが大切。

医療や福祉が必要でも、必要じゃなくても。障害があっても、なくても。貧しくても、裕福でも。学歴が高くても、低くても。結婚していても、しなくても。子供がいても、いなくても。

幸せは、誰とも比べることができないもの。他人に強要できる「幸せの定義」なんてない。

私の場合、障害を持ったことで、生活の質は下がりました。当初は不自由さから不幸オーラ全開でした。けれど、今は少し不便なだけです。それなりに、人間らしい生活が出来ています。

障害の有無とは直接関係のない、世間の「幸せの定義」や自分の思い込んでる「〇〇だと、幸せじゃない定義」に振り回されたことで、長い間ひしひしと不幸を感じて生きていました。

私は長い時間を経て、自分だけの小さな幸せを見つける大切さに気づきました。なんでもいいのです。人には言えない小さな幸せもあっていいのです。

現状の生活の質に対して、ほんの少しでも満足することで幸せを感じることができるから。それで、気持ちがほんの少し変わることができるのです。

人は脆く、弱い。人生何があるかわからない、塞ぎがちになることだってある。絶望することもある。だからこそ「自分だけの小さな幸せリスト」を持っておく。これ、おすすめです。

また、自分の思い描く生活の質まで向上させる具体的な行動は、自分を成長させることができる。いきいきと、生活することでさらに幸福度が上がる。小さな幸せと大きな幸せを上手く使って生きることが幸せの持続や向上に。

そして福祉というものは、生活の質を一定保障することや、生活の質を向上させる手助けしか出来ないのです。

なにが、どうすれば、幸せなのかは、自分にしかわからない。自分の思う・願う幸せも自分で掴むしかない。自分だけの幸せマップを片手に。


記事は以上になります。
読者のみなさん、貴重なお時間ありがとうございました。

私から、贈るちょっとした幸せツール
ごくごく普通なありふれた方法ですが…
・自分だけの小さな幸せリスト
・自分だけの幸せマップ

こちらから▼

最後までお付き合いありがとうございました!

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