川和真之

文学サークル「ペンシルビバップ」に所属。文学フリマなどに参加しています。自作はここで読…

川和真之

文学サークル「ペンシルビバップ」に所属。文学フリマなどに参加しています。自作はここで読めます。https://sutekibungei.com/users/kawawamasayuki

最近の記事

最近執筆が続いている要因

こんにちは。文学サークル「ペンシルビバップ」の川和真之です。 結婚を機に、書かなくなったら今度こそ筆が折れそう、という危機感から毎日執筆ができるようになり、5ヶ月ほどが経ちました。 ゆっくりとパソコンを開く時間はほぼ皆無で、ほとんどはスマートフォンで執筆しています。それでも、執筆は執筆です。今年から通勤時間が長くなり、そこを活用することで読書も進んでいます。 うまく執筆できている要因をより詳細に検討してみると、こんな感じでしょうか。 一つ目は、強制的に早寝早起きをせざ

    • 文芸誌を読んでみる。

      こんにちは。文学サークル「ペンシルビバップ」の川和真之です。 小説を書くことは趣味、としか言えないような取り組み方からいまいち脱却できない僕なのですが、読書に関しては、趣味は読書、とすら言えないような体たらくで過ごしてきました。 そもそも、僕が初めて小説を一冊読んだなぁ、と言えるのは21歳のときです。いまでこそ高校の国語教員ですけれど、大学の専攻は土木工学でしたし、中高生のときも、ドラゴンクエストⅤのノベライズを購入したのは覚えてますが、ちゃんと読んだのかいまいち定かでは

      • フィードバックが凡人を一流にする

        こんばんは。文学サークル「ペンシルビバップ」の川和真之です。 ピーター・ドラッカーのこの言葉が好きです。フィードバックが凡人を一流にする。ほんとうにそうだなって思っています。 一昨日、ある出版社のエッセイ10枚を公募として提出しました。これで、毎日執筆を11/17から始めてから5つ目の応募です。小説2にエッセイ3ですね。次は小説にします。 応募作品は提出する前に、信頼できる執筆仲間に見てもらっています。最近は妻にもアドバイスをもらったりもしています。同じ国語科教諭ですし

        • 第10回ブックショートアワード 12月期優秀作品に選んで頂きました。

          こんにちは。文学サークル「ペンシルビバップ」の川和真之です。 タイトルの通り、第10回ブックショートアワード 12月期優秀作品に選んで頂きました。ありがとうございました。 タイトルとあらすじは以下の通りです。童話『ウサギとカメ』を下敷きにした作品です。 こちらから読めます。 5,000字程度ですのですぐ読み終わる短編です。ご感想など頂けたらとても嬉しいです! 最後までお読みいただきありがとうございます。 明日も負けない心でいきましょう!

        最近執筆が続いている要因

          13年が経ちました。

          こんばんは。文学サークル「ペンシルビバップ」の川和真之です。 今日は東日本大震災から13年目でした。いまは高校一年生の担任なんですけどね、目の前の彼ら彼女らは15、16歳ですから、もうほんとうに小さいときの出来事です。まもなく震災後に生まれた生徒のみになるのだな、と思うと、月日の流れるのは速いことを実感します。 僕は当時、前職として広島に転勤していて、震災当日は大阪出張中でした。遠方にいたため、なかなか実感は持てなかったものの、石油元売会社に勤務していたからなのか、いや、

          13年が経ちました。

          そろそろ惑わずにいきたい

          お久しぶりです。文学サークル「ペンシルビバップ」の川和真之です。 もう少しで今年度が終わり、4月からまた新しい年度が始まります。2024年度は、川和にとって40歳になる歳です。そうなると論語のいうところの「不惑」なわけで、ほんとうにそろそろ、惑わずにいきたいなぁと思っています。 20代の頃はまさに惑っていました。僕は25歳のときに初めて「小説を書こう!」と閃いたのですが、一番最初のボーナスのお買い物は「簿記一級の通信講座セット」でした。ゆくゆくは、中小企業診断士の資格を取

          そろそろ惑わずにいきたい

          生成AIを活用するかどうか

          こんばんは。文学サークル「ペンシルビバップ」の川和真之です。 今日の朝、芥川賞の発表がありましたね。この発表を受けて、自分自身の執筆において、生成AIを活用するかどうか、改めて考えてみました。 たぶん、プロアマ問わず、今回の受賞を受けて、多くの人が考えたんじゃないかなぁと思ったので。 僕は高校教諭なんですけどね、このニュースを見て、コロナ禍になった頃に、学校に大量のICT機器が導入されたのを思い出しました。クラスルームっていうグーグルのシステムを本格的に使うことになった

          生成AIを活用するかどうか

          その時代に生きて、考える。

          こんにちは。文学サークル「ペンシルビバップ」の川和真之です。 今年最初に読み終えたのは大江健三郎だったんですけどね。文体は凄みがあるし、なによりも、文学ってすごいなと思わされました。 その時代に生きて、考える。文学だなぁって。 今回読んだ作品『死者の奢り・飼育』が書かれたのは1950年代なんですね。このあいだ読んだ宮本輝もそうだったのですが、その時代を感じることができました。それがまず、すごいいいなって思います。 なかなか、現代を感じるのって難しいなって思うんですね。

          その時代に生きて、考える。

          あけましておめでとう御座います

          あけましておめでとう御座います。文学サークル「ペンシルビバップ」の川和真之です。 2024年の目標ですが、シンプルに毎日執筆をするにします。これだけです。これ以上でもこれ以下でもありません。 細かく目標を決めたりする時期もありました。ここに応募するとか、◯◯時間執筆するとか、◯◯枚書くとか。しかし、僕にとってはレベルの高い目標のようです。達成できなかったんですよね、いままで。 なので、今年はとにかくシンプルです。毎日執筆をする、それだけです。 執筆の定義を細かく決めた

          あけましておめでとう御座います

          温泉浸かって思索に耽る

          こんばんは。文学サークル「ペンシルビバップ」の川和真之です。 今日は伊香保温泉に来ています。温泉街っていいですよね。文学との相性もなんとなくよい気がします。 温泉に浸かりながら、この10年間の小説活動に思いを馳せました。改めて思うのは、書くか書かないか、続けるか続けないかなんですよね。 毎日書き続けることができれば、世界は変わるはず。それを実現できる次の10年間にしたいです。 ここまでそれが出来ませんでした。書き続けることが出来る人は少なからず、というか、たくさんいら

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          川和、森美術館「私たちのエコロジー」に行く。

          こんばんは。文学サークル「ペンシルビバップ」の川和真之です。 今日は久しぶりに美術館に行ってきました。森美術館で開催されている20周年記念展「私たちのエコロジー:地球という惑星を生きるために」を見たくて。 この企画展には「環境危機に現代アートはどう向き合うのか?」という副題もついていて、文学を書こうとしている僕にも参考になることが多そうだなと思い見にいきたかったんですね。 感想として第一に思ったのは、結局のところ、環境問題に対して僕はなーーーんにも真剣に考えていなかった

          川和、森美術館「私たちのエコロジー」に行く。

          普通ってなんだろう。

          おはようございます。文学サークル「ペンシルビバップ」の川和真之です。 久しぶりに「◯◯ってなんだろう」シリーズです。今回は普通ってなんだろう。ですね。 みなさんは、普通って言われると嬉しいですか? 僕は学生時代までは、普通から外れることを恐れていたように思います。変な人だと思われたくない、みたいな。とはいえ、普通と言われたらそれはそれで気分はよくないですよね。 社会人になって、小説を書くようになってからは、普通の人と違うと言われれば「作家として可能性があるのかも!」と思

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          毎日書くこと

          お久しぶりです。文学サークル「ペンシルビバップ」の川和真之です。 すっかりnoteを書いていなかったのですが、なにをしていたのかというと、いつものように仕事などに忙殺されていた感じです。 いま、ほんとうに久しぶりに、1時間程度ゆったりと座って自分の時間を確保できています(銀行にいくために半休とってます)。 仕事が忙しくなってくると、通勤時間も仕事することになります。それを防ぐためには、もはや、仕事をしない、ってするしかないんですね。やりだすとキリがないのが日本の教員の特

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          川和、山口翼『志賀直哉はなぜ名文か』を読む。

          こんにちは。文学サークル「ペンシルビバップ」の川和真之です。 今年も志賀直哉の『城の崎にて』を授業することができました。高校一年生でよくする気がします。好きなんですよね、この作品。 授業で取り上げるのは今年で3回目だったのですが、毎年同じことをしているだけではダメなので、教科書で関連書籍として紹介されていたこちらの本を読んで勉強してみました。 著者の山口翼さんという方は『日本語大シソーラス』という類語辞典(のようなもの)を編纂された方です。その方が志賀直哉の文章と向き合

          川和、山口翼『志賀直哉はなぜ名文か』を読む。

          推敲する・しないの差

          こんにちは。文学サークル「ペンシルビバップ」の川和真之です。 推敲に関してですが、重要だと改めて痛感する出来事がありました。いま自分が執筆した作品を全て読み返しているんですけどね。それをしていると推敲をじっくり行った作品か、1日2日しか推敲をしなかった作品かどうかが、わかってしまうんですね。 「なんでこんなに作品の質が違うんだろう」「同じ人が書いたのに……」くらいの違いを感じます。そして思い返してみれば、なるほど、この作品は1か月かけて何十回も推敲した作品だった、となるし

          推敲する・しないの差

          習慣から先につくる

          おはようございます。文学サークル「ペンシルビバップ」の川和真之です。 忙しい日々が続いていて、具体的に言うと今月の5日から一度も休みがありません。今日はお休みなので、約3週間ぶりのお休みですね。 この仕事(教員です)だとまあ、普通のことなのですが、このような日々が続くと、虚構が日常に埋没していき、筆が動かなくなります。これまでずっとこの繰り返しでした。 しかし、今回は少し違うのです。今日も含めて7日間連続で小説の執筆をしています。ちゃんと本文の執筆です。えらい、自分。

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