異文化ギャップ~妻編その2~

先日、自宅で僕が晩御飯を作ったときのこと。僕と妻は普段働いているので、夕食は別々にするか、一緒に外食する場合が多い。

その日は、たまたまお互いに時間に余裕があったことと、妻からのリクエストにより、僕が晩御飯を担当することに。

「よーし、仕事後で少し疲れているけど、妻においしいって言ってもらえる料理つくろう!」ということで料理開始。

妻の好物である「味噌汁・卵焼き・ナス焼き」の3点セットを用意した。この3点セットは妻が喜ぶ鉄板料理である。「今日も、いい夫、演じちゃったな俺('ω')」と酔いしれながら、料理を妻の前に運ぶ。

そして妻がナスを口に運んだその時、

妻:「焼きが甘い。やり直し。おいしくない。

夫:「や、、ヤキガアマイだって( `ー´)ノ?しかもうまくないと?」

と思わず聞き返してしまった。正直、このコメントを聞いたときはカチーンと来てしまった。こちらとしては、仕事帰りで、外食で間に合わせないくらい疲れている身。それでも、妻に良かれと思い、晩飯の材料を買って、1時間くらいかけて料理をした。

日本人的感覚からすると、仮に料理がおいしくなかったとしても、こうした料理に至るまでの背景を読んだ上で、「ありがとう!」の一言くらいはほしいものである。

ぐっとこらえつつも、焼きがあまい言われるので、これでもかとナスを焼き直したところ、妻は「これはおいしいね!ありがとう♪」とご満悦の様子。先ほどのコメントも忘れている様子だ。

この出来事からわかったことが一つある。妻の「焼きが甘い」コメントは全く悪気があったわけではないのだ。その料理のそのナスを食べた後の感想を正直に言ってくれただけなのだ。その背景にある訳の分からない僕の期待とか文脈は、ナスの味自体には関係がないため、考慮されない。僕にとってもその瞬間はもちろん腹が立つ。しかし、おいしくないというコメントをもらったことで、その後のナスの焼きにはかなり注意を払えるようになった。結果、ナス料理は上手になったと思う。

いいか悪いかは横に置いておいて、僕を含め日本人同士の会話は非常に行間を大切にする。発した言葉と真意が違うことなんて多々ある。これを無意識的にベトナム人の妻には押し付けようとしちゃいかんなと。

ナス一つから、そんな異文化ギャップを感じ、また一つ成長させてもらったというのろけ話でした。それではまた次回。

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川村泰裕

海外生活

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