#4 右肩上がりすぎて
「あおゆず」を通して出来た農家さんのつながりや、亞紀さんのような東洋医学や漢方などの考えに触れたことによって、ミドリカフェの飲食メニューは、徐々にグレードが高まっていった。
旬のものを食べる大切さや薬味の意味、食べ合わせの理由など、日本の家庭料理である和食は、実は「薬膳」そのものだという理論に、奥さんは深く納得したらしく、メニュー・コンセプトも和食中心で旬の食材を売りにすることになった。
当時、若いバイト・スタッフが多かったこともあって、そのコンセプトを共有するためのミーティ