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スコティッシュ・ファンタジー

毎日何か書くぞ、と自分に課していたのだが、月曜日はイギリスは休日だったため、一緒に休むことにしてしまった。なんたって、一年にもう2度と来るか分からぬ3連続夏日だった。

一日目は外でビールを飲み、二日目は自転車に乗り、三日目は…夫が自転車で一人で出かけたものの、30分走った後にパンクさせたため、途中まで歩いて迎えに上がる…という休日だった。

ここヨークシャーは、町から10分外に出ると、360度が写真のようになるようなところ…晴れるとそれはそれは美しい。

さて、中学生の頃、初めてヴァイオリンの師匠から与えられた曲に、ブルッフのスコットランド幻想曲というのがあった。今弾いても大変難しいが、当時の私には超絶の難曲だった。30分以上もあるし、どうやってその曲を弾いていったのか覚えていない。夏の暑い日に何回も何回も弾いてぶっ倒れそうになったことだけは覚えている。

「スコットランドはね、山がないんだよ。丘しかなくてね。丘の上に上がると、街が下に見えるんだ。」

15年後の今、それを理解する。ちょっと違う場所だけれども。残念ながら、この曲を人前で弾くようなヴァイオリニストにはなれなかったけれども。

自分だけのために、今日は弾いてみよう。体力的に弾ききれるか分からないけれども。

若い時に与えられたまま放置してしまった言葉を、一つ一つコレクトしていく。30過ぎたけれど、まだ少し上手くなれるかもしれない、と希望は捨てていない。


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