他の人の気持ちとか全くお構いなして、
自分の気持ちだけに忠実に言葉をを発する人と、
他人の気持ちばかりに気を使い、
自分の気持ちを押し殺す人、
どちらも自分のことで精いっぱいな人ではないかと思う。

なかなか結婚できないとか、
結婚できそうな人と出会えないとか、
出会うのはカスばっかり。
と随分長い間恋人もできない友人たちの
言動を聞いていると、（男も女も）
相手になる人にいろいろしてほしい人、
尽くされたい人が多いなと思う。

そういう人と話していると、
何かを誰かにしてあげたいとか貢献したい、
何てことは少なくていかに、
他人に良くしてもらうか
という事に価値を見出しているんだなと思う。

そして自分の容貌はわきに置いておいて
お付き合いする人の理想があり、
そのラインをいかに満たしていないかを
嘆き、だめだしをして、付き合うに至らないと
結論づけるのである。
ざっくり言って自分のことしか考えてない。
一人身なんだから、自分しか自分のことを
考えてあげられないんんだから
ある意味正しいとも思う。

介護する親がいるとか、
シングルマザーで子供を育てなくちゃいけないとか
自分以外の人のことをケアしなくてはいけない
環境にある人は、対象者に気にしてもらっている
というか、重要な存在になっているはずだから、
持ちつ、持たれつというバランスがある。
目を覆うような、いや、耳を塞ぎたくなるような
勝手な言動をしている人たちではない。

仕事場で重要な存在であれば
仕事以外のことを気にしない、という人もいるだろう。

自分のことだけで精いっぱいな人というのは
あざとい感じもするけれどけなげとも言える。

傍観している分には問題ないが
困るのは、Takerになって、
あれもこれも、教えて。とか
助けて！って言ってくる人である。

違う国に知り合いがいるからって
「泊まれるの？」ってきいてきて、
やんわり断れば返事もない。

そんな方は”この先もうお付き合いしない枠”に
とっとと入って頂いて、音信不通になるしかない。

自分のことだけでなくて
周りのことも見えて、図々しくなくて
適度に遠慮もあるけど、慇懃無礼でない、
そういう節度あり、付き合っていて楽しくて
また魅力も思いやりもある。
そういう人とのお付き合いは死守したい。