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もったいない病を持ちつつも断捨離する

もう、これ多分つかわない。90%つかわない。と思って捨てたものがやっぱりすてなきゃ良かったと思うとき、それは、まだ使えたのに捨てた罪悪感をさらに増幅させて、往生際悪くいじけそうになる。

使い切ることが目標になっているので、化粧品などは、使い切るまで数年かかることも多々あるが、使い切ったときは満足する。

赤い口紅なんて、ほとんど使うことがないので、かなりの年数維持している。数年に一度使うか使わないかくらいのものを、もう使わないと捨てると後から買う羽目になってやっぱり捨てなきゃよかったと思う。

息子のポケモンのカードも何かの勢いで捨ててしまったけれど、後から息子にはすまないことをしたと、とことん後悔した。ひどい親だ。

去年、国をまたいで引っ越した時、かなりのものを処分した。そしてかなりのものを倉庫に入れた。少しのものを持ってきた。

そして荷物が届くまでの5か月間はほぼスーツケースに入れてきた服と3足の靴で過ごせた。

そして最後まで着ようと持ってきた服が船便で届いたときはうれしかった。
よれよれのセーター、汚れが落ちないブラウス、底に穴が開きそうな靴は、よく使うからそうなってるのであって、ヘビロテだから捨てられない。
小さくなった服は太っただけだから、瘦せたら着ると、思ってた。
捨てられなかった。

最近そんな服たちを手放して、持ち手がよれよれになったバッグも捨てたらあら不思議。
物欲なんて、遠い昔に手放したと思っていたのに、今の私に似合う物が欲しくなってきた。

自分の好きなもの、今の自分に必要なものが、モノを捨てると見えてくる。

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欧州にきてから、うちに泊まりたい人たちから連絡が多くくる。

私が泊まりに来てほしい人や
私がいつも日本に行く度お世話になったり、泊めてくれたり、恩返ししたい人が来てくれるのは本当にうれしい。

もやっとするのは、そんなに親しくない人。

泊まれるの?
なんて聞かれて、2-3泊ならなんとかなるかも。
なんて返事したけど、こういうのも、要らないと思った。

悪いけど、都合が変わってその時はお部屋をご用意できないけど、ホテルをとってくれたら会うくらいはできるよと連絡したらそのあと、何の連絡もない。まあ、断ってよかった。一緒に時間を過ごしたい人でもないのに、親切にするにもほどがある(笑)うちは無料宿泊施設じゃないってば。

そして私の好きな人たちは、近くにホテルをとるからと連絡してくる。
いいよ、いいようちに泊まってよ。狭いとこだけど!

もったいないにしがみつくと大切なものが見えなくなるのを実感した昨今。
あんなに手放せなった本も、どんどん読んだら人に差し上げている。
教会などが運営するリサイクルショップにどんどん寄付をする快適さ。
おかげ様で小さなアパートは物にあふれず、こじんまり過ごせている。

思えばアルバイトでも、職場もなるべく長く働くスタイルだった。
縁が切れたり、違う縁がくると自然に転職になるからだ。
自分から転職するって大きなエネルギーが必要だから、人から乞われたら転職というスタイルはある意味流れに乗るようで楽だった。
環境が変わって新しい生活になって1年。
環境と共に自分も変わっていくのは、やっぱり楽な方法なんだと思う。

新しい生活になってようやく自分の求めているものを知ることができるようになった。








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