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金属製のタンブラーが偏頭痛の原因になる?ならない?

いつもお世話になっております。kayanoko works(カヤノコワークス)です。今回は、金属中毒に関するお知らせをいたします。

まず結論から、私たちが制作や販売している金属製のサーモタンブラーに限って言えば、「偏頭痛の原因にならない・なりにくい」と考えています。


私たちが制作や販売している金属製のサーモタンブラーは、18 - 8 (クロム 18%、ニッケル 8%)ステンレスという素材を使って作られています。

ステンレスにも色々な種類があり、良い物も悪い物あります。この18 - 8ステンレスは、錆びにくく丈夫な素材であることから、高品質な素材として広く知られ、食器や調理道具にも使われています(粗悪品にご注意)。


ーーでも最近(2021/6 記述)、医師からの助言で金属製のタンブラーの使用をやめたら、偏頭痛が起きなくなった。偏頭痛の原因は金属中毒だったかもしれない、といった内容の記事がネットで話題になっている、とおっしゃる方もいるでしょう。

ーー2008年に東京都で子供 6人が体調不良を訴え、病院へ向かった。後日に、保健所の調べで金属中毒だと判明した。金属の水筒に入っていたスポーツドリンクを飲んだのが原因だった、といった内容の記事も見たけど? とおっしゃる方もいるでしょう。

「医師からの助言」についは、タンブラーの素材や使用環境、医師の診断内容が不明なので、私たちには何とも言えません。

「2008年の金属中毒」については、ステンレス製の水筒ではなく、銅製の水筒であり、内部が破損していた。露出した銅と酸性のスポーツドリンクが反応、溶け出した銅を急激に大量摂取したため、吐き気などの急性銅中毒(の初期症状)が起こり、体内に分散された銅が脳に蓄積され、めまいなどが起きました。


ーーでは、ステンレスなら絶対安全なの? クロムが六価クロム(有害物質)に変性して体内に入れば、金属中毒を起こすんじゃないの? とのご意見もあるでしょう。

確かに、何事に対しても、絶対安全とは言いにくいです。

とは言え、高品質なステンレスは耐熱性にも優れているので、通常の使用であれば、ステンレスに含まれるクロムが六価クロムに変性することはありません。


また、東京都健康安全研究センターの担当者は、金属製の水筒でも、ほとんどの製品は内部にコーティングを施している。スポーツドリンクを入れても、金属はほぼ溶け出さない。中毒事例の報告は、おそらく 2008年の事例が最後、といった内容のコメントをしています。


ただ、ある製薬会社の広報担当者は、当社のスポーツドリンクは酸性の液体で、塩分も含んでいる。酸の影響で金属が溶け出して容器をいためることもあるから、金属容器に長時間入れるのを出来れば避けてほしい、といった内容のコメントをしています。

それに対して、ある水筒メーカーの担当者は、使った後すぐに洗えば問題ない、といった内容のコメントをしているので、そこは自己責任でお願いいたします。

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ーー理屈では分かるけど、精神衛生上、タンブラーを使うのが嫌になったよ、とのご意見もあるかもしれません。

そういった場合は、コンビニなどのテイクアウトカップをタンブラーの中に入れ、ストローを使用して飲むという方法もあります。

もっとも、飲み物を長時間放置するのは衛生面でも良くないし、使い終わったタンブラーは、使用上の注意を守り、優しく洗浄していただけると幸いです。


以上のような理由から、私たちが制作や販売している金属製のサーモタンブラーに限って言えば、「偏頭痛の原因にならない・なりにくい」と考えています(水、緑茶や麦茶はそもそも問題ありません)。


ここまでお付き合いくださり、ありがとうございました。この note があなたのお役に立てれば何よりです。

※ kayanoko works では、大人や子供、プロやアマの垣根なく、緩やかにモノづくりを続けていきます。今後とも、よろしくお願いいたします。



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