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つくる

漫画という表現手段はわたしにとって、一番、個人の体の内部にしか存在できない瞬間瞬間に生じては消えてゆく各種感覚や感情の移植がしやすい先で、喜びも悲しみも不安も恐れも不条理も誤りも過ちもぜんぶのせたい。とはいえ力不足で、ずっと歯がゆい。でも描く。命を疑似的に留め置く唯一の手段のような気がしている。たぶん気のせい。思い上がり。それでも。

それでも。

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