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東南アジアの風景 (212) タイ|チェンマイ|深い山の奥にあった美しき寺院

2022年7月。チェンマイでの夏休み。
秘境の寺院と言われるワット・ルアン・クンウィンへ。

このお寺、地図を見ると周りに何もありません。
深い深い山の奥にあるからです。

チェンマイから車で約1時間半。メーワンの村に到着。
ここからは専用のソンテウに乗り換えて向かいます。
山道が険しいので慣れない人には難しいとのこと。
ちょうど居合わせたタイ人観光客2人組と一緒に乗り込みました。

ほんとにかなりのオフロード。
隣の女性は我々がチャーターした車の運転手さん。ここには来たことがないそうで、今後の観光業務のため視察したいと一緒に行くことになりました。
さすが、慣れていらっしゃる。ガタピシのソンテウ内でも余裕で動画撮影。
こっちは振り落とされないように必死なのにね。

到着したのは40分後。長かったー。
すでに結構な人数の観光客が来ていました。道中すれ違う車もなかったので驚き。タイ人には知られたお寺のようです。

俗世界から隔離された森の中。静寂に満ちています。

このお寺の最大のみどころ、木造のお堂です。
白い蛇の神、ナーガの上に建っている。
建立は700年前。チェンマイのランナー王国がビルマ軍に敗れたあと、しばらくの間打ち捨てられていたそうです。
その後、段階を踏んで修復され今では道も整備されて(あれでも)参拝できるようになったとのこと。

近づいてみてびっくり。なんと素晴らしい木彫りの彫像とレリーフ。人里離れた森の中にとんでもない芸術作品がありました。
こんなに容姿端麗なヤック(夜叉)は初めてみました。

堂内には木造の涅槃仏。豪奢な祭壇もすべて木彫りです。

しばらく目が離せませんでした。鳥肌モノとはこのこと。

美形ですね。


隣のお堂には立像がありました。こちらも木製です。カッと開いた目。存在感がすごい。

知られざる秘境の寺院。
でも、タイの人たちは大勢訪れているわけで、知らないのは自分だけか。
ソンテウにしがみついていた腕は筋肉通になりそうだけど、来てよかった。
(2022年撮影)

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