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リタイア人の徘徊日記(170)|奄美大島から加計呂麻島へちょっとだけ

2024年1月。
奄美大島の古仁屋に滞在していました。
雨の多いこの島で朝起きてみたら青空が!
これは出かけるしかない、と日帰りで加計呂麻島へ行くことにしました。

古仁屋の港にあるモニュメント。クロマグロの産地なんですよー。

フェリーは生間港までの往復が一日3便。(他に瀬相港へ4便)
出航まで時間があるのでグラスボートにも乗ってみよう。

グラスボートは1名から運航します。何気なく申し込んでしまいましたが、この便の乗船客は自分ひとり。うわー、申し訳ない。採算とれませんよね。
「気にしないでいいんですよ。」とスタッフの方に優しく言っていただきましたが、この後の便では多くのお客さんがいることを祈るばかりです。

立派なグラスボートを独占利用。

写真の出来が悪くてスミマセン。実際には珊瑚の種類も魚の種類も多くて見ごたえありました。冬は海の透明度が高いので特におすすめです。

そして、フェリーに乗船。奄美からのレンタカーはフェリーに乗せることはできません。生活している人の車が優先なのです。

車が入場の後に人が乗船。

乗船スタートから間もなく出航。テキパキ準備が進みます。

乗客用のキャビンはなかなか快適でした。東南アジアで島行きの船にたくさん乗りましたが、多くはボロボロ。それに比べるとずっと贅沢なつくりです。

25分で到着。海が綺麗。奄美もきれいですが、さらに透き通っています。

島内を移動する路線バスがスタンバイしていました。これは島内で生活している方々のもので、観光スケジュールとは合わせにくい。

といくことで、フェリーの待合所で自転車を借りることにしました。
事前に電話でレンタル可能か確認しました。ハイシーズンには早めの予約が必要です。
加計呂麻は、奄美に劣らず山ばかりの島です。アップダウンは半端ない。
電動アシスト自転車がないと動けません。(または島内のレンタカーで)

とりあえず、港から島の反対側、諸鈍(しょどん)地区へ。自転車で15分程度の道のりですが、激しい上り坂で息が切れる。
美しいビーチ。しかし、誰もいない。

諸鈍ビーチ独り占め。

ここには、海岸通りに沿ってデイゴの並木が連なっています。
初夏になると赤い花が咲く。東南アジアではよく見られます。
ぶらぶら歩くにはとってもいい雰囲気。

島内のサイクルマップもいただいたのですが、山越えはe-bikeといえどもなかなかキツイ。
砲台のある東側に行こうとしたのですが、登り途中で黒イノシシに出くわしたり、沿道でガサガサ音が(ハブ?)したりでビビってしまった。
誰もいなので、ひとり者は何かあっても発見されないなぁ。。。ハタ迷惑な還暦ババアになりそう。(携帯電話の電波が圏外なのもヤバい)

ということで引き返し、島めぐりはあっさり断念。
ビーチをずーっと歩き、加計呂麻島展示・体験交流館でのんびり休憩。ここはトイレもあるし、カフェもあるので安心です。
カフェは土曜日定休(!)で利用しませんでしたが、テラスのオープンスペースにはテーブル席があり、自由に利用できます。

帰りのフェリーの時間になったのでまたひと山越えて港に戻ってきました。
この頃から空模様が怪しくなってきて雨もポツポツ。

本降りになる前に帰りのフェリーに滑り込みセーフ。

雨雲が追いかけてくる。学生時代、40年前に暮らした奄美もこんな風に一日のうちに雨晴雨晴の日々だったなぁとノスタルジックな気分になったのでした。
人のいない冬の奄美もいいものです。
来年もまた冬に来よう、と思うのでした。それまで元気でいないとね。
(2024年撮影)



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