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タイの旅⑭ヤソ―トーン|熱くて暑くてアブナイロケット祭り

2018年5月、タイは一年で最も暑い季節も終盤。うだるような気温の高い毎日に辟易している頃、バンコクから東北イサーン地方のウボンラチャターニーへ飛びました。空港からお隣の県、ヤソートーンへ向かいます。この地で開催されるロケット祭り見学のためです。

ロケット祭りはその年の五穀豊穣を空にロケットを飛ばしてお祈りする、という雨乞いのお祭りとのこと。この土地の伝説に基づいた伝統行事です。埼玉県秩父市にも同様のお祭りがありますね。それとよく似ているのですが、祭り好きのタイではだんだんやり方がエスカレートしているみたい。

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祭り会場は畑の中。厳しい日差しが照り付けますが日を遮るものが何もない。そして40度近い気温。見学者にむけて色々なお店が出ています。うちわと日傘の貸し出し100バーツ。冷たい飲み物は飛ぶようにに売れていきます。でも氷は瞬く間になくなっていく。。。

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ロケットの発射台。結構大掛かりでびっくり。ロケットも竹筒くらいかと思っていたら大きめの排水管位のサイズです。全部で6基ありました。次々にセッティングされていきます。

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発射の瞬間を捉えようと皆さんスタンバイ。汗が滝のように流れます。

そしてスタート。耳をつんざく爆音と共に空に打ち上げられる様はまるでバズーカ砲。画像の音声にご注意ください。

一応「危険ですので近付かないでください」みたいな看板はあれど、誰も守らない。すごく近くで撮影できます。なので迫力満点。火の粉も落ちてくる。暴発もあるので危険度も高い。いつもながら自分の責任で参加です。

みんな歓声をあげて見上げる。何故こんなに興奮しているかというと、これは滞空時間を争う競技なんですね。しかも賭け事もやってる。博打大好きタイ人。暑さも何のその勝利に向けて果敢に挑戦しているのでした。

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当然打ち上げ失敗もある。途中で墜落。

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飛ぶ前に空の藻屑と消える場合も。下にいるとマジで危ないです。

年に一度のお祭りですから会場の周辺にはたくさんの出店。食事におやつにお土産。イサーン名物と言えばガイヤーン。鶏肉のグリルです。美味しそう。

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そしてイサーンといえば昆虫食。高たんぱく低カロリー。未来の食糧不足を支える大切な食材ですが、いまはまだいいよね、虫食べる勇気がない。

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みんな思い思いにお祭りを楽しんでいます。願い通りに今年も雨に恵まれて豊作でありますように。

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**一部の写真は友人の Ms. N. Arase からお借りしました。2018.05

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