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日本語教師の悩み③レッスンが続くと、どっと疲れてしまう

オンラインでも対面でも、プライベートレッスンでもグループレッスンでも、
一日に何コマも、しかも立て続けに教えると、どっと疲れてしまうときがありますよね。

燃え尽きてしまう前に、毎回のレッスンを、意識的に楽しく元気に続けていく方法を紹介します。

レッスンの隙間時間にエクササイズ

オンラインで教えていると長時間座ったまま、
対面の教室で教えていると長時間立ったまま、
どちらにしても、しんどくなったり、腰が痛くなったり、
体に疲れが出てしまいます。

休憩時間やレッスンの合間が10分でも30分でもあれば、しっかり運動しましょう!
少しでも運動して心拍数を上げたり、
ストレッチをして目線を上に上げたりするだけで、
体がラクになって、心も軽くなります。

私は今は座ったまま教えることが多いので、
Youtubeで、「立ったまま腹筋 10分」とか、「立ったままストレッチ」
などで検索して、短い時間でも運動に集中するようにしています。

逆に、以前学校で教えていたときは立ったままのことが多かったので、
休み時間になると座ってできるストレッチをしたり、
上半身だけのヨガのポーズをしたりしていました。

頭の中も日本語から離れることができるので、
次のレッスンをフレッシュな気持ちで始められますよ!

ポッドキャストで気分転換

レッスンのスケジュールは曜日によっていろいろです。
例えば午前中に教えて午後は空き時間、夕方にまた教える、など、
少し時間が空くこともあります。
空き時間の間に買い物や家事、子どもの世話、他の仕事など、
日本語レッスンから離れた行動をしているのに、
なんとなく、レッスンのことを考えたり、
前のレッスンの疲れが取れなかったりするときがありますよね。

しっかりと気持ちを切り替えたいときには、
私はお気に入りのポッドキャストを聞きます。
ポッドキャストは聞きながら他のことができるので体を動かせるし、
運転しながら、家事をしながら、
興味のある事柄に関する話を聞いていると、
学びあり、新たな関心ごとが生まれることもあり、
聞きながら考え事ができるので、日本語のクラスのことはとりあえず忘れてしまいます。

また、充実したインプットの時間にもなります。
教えることは、私が知っていることを、知らない人に提供する作業。
提供し続けていると、枯渇してしまいますから、
こまめに「教えてもらう」ことも必要です。

ポッドキャストはスマホで簡単に検索、ダウンロードできますから、
ぜひお気に入りの分野で探してみてくださいね!

気を補う

教える仕事は話す仕事。
話すというのは、漢方や東洋医学の考え方によると、
「気」を出している、放出している、と考えられるそうです。

電気、天気、人気、元気、空気…
初級レベルでも「気」のつく言葉はたくさん出てきますので、
日本人の「気」の捉え方について、少し勉強してみるとおもしろいです。
体の中の「気」が不足したり、巡りが悪かったりすると、
体調に影響が出る、というのも東洋医学の考え方だそうです。

教えてばかりで疲れたときは、「気」が放出されてばかりで足りなくなっている状態なのかもしれない、ということを、漢方薬局の方が話していたのを、ポッドキャストで聞きました。
それ以来、「気」を補う食べ物や漢方薬を調べて、積極的に食生活に取り入れるようにしています。

また、会話というのは、「気」の交換でもあるはずです。
「気」を放出して教えていると同時に、
生徒からも、よい「気」を受け取ることを心がけると、
「気」が循環してあまり疲れません。
生徒さんの笑顔、満足感、
生徒さんの価値観や専門性に、日本語会話の中で触れる瞬間、
生徒さんも教師に与えているものは実はたくさんあるんです。

自分の発している「気」や、生徒さんが発している「気」を、
ちょっと注意深く感じてみると、
元気に一日を終わることができるかもしれません。

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