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ドイツにいたときは・・・

長男はもともとオープンな性格。ドイツにいた時も仲良しの友達とよくつるんでいました。

それに対して、次男はなかなか心を開かないタイプ。ドイツにいた4年間、学校では普通に友達とおしゃべりしたりして、先生から見ると仲良くやっているように見えていたそうです。

でも実のところ、クラスメートには心を開いていませんでした。クラスの男子の話題が、全てゲームのこと。ゲームなんて時間の無駄としか思えない次男には、クラスメートの会話もつまらないし、ゲームのことをずっと話しているクラスメートたちのことも退屈な相手だと感じていました。友達になる相手ではないと。

クラスメートの家に遊びにいったのは、4年間で1回だけ。そのときも、クラスメートはゲームばかり。退屈した次男は、二度といきませんでした。

シュタイナー学校なんですけどね。悲しき現状。残念でなりません。長男のクラスはそんなことはなかったのですが・・・。

イギリスのシュタイナー学校編入

11年生長男は編入してすぐに友達ができました。編入したその週に、友達と出かけ、帰ってきたのは午前様。その後も、小さな15人クラスの、男子7人全員でいつもつるんでいます。クラスの男子全員って、それもすごい。

心配していた次男ですが、編入後すぐにクラスに溶け込んでいる様子。新学期はじまって5週間ぐらいのとき、学校が終わるくらいの時間に「これから友達の家に遊びにいく」とメッセージがきて、夜10時頃には「今日は泊まっていく」と。

突然のデビューで外泊? びっくりです。

仲良し3人組

最初は、クラスみんなで集まっていたようですが、その後、仲の良いメンバーが固定されました。

もう一人の男子クラスメートと、女子クラスメートと次男の3人組。女子は、9月から編入してきた子。1歳年上だけれど、1学年上の11年生クラスは定員いっぱいだったため、次男の10年生クラスに編入しトライアル期間中。

泊まるのは女子の家。女子の部屋に3人でゴロ寝らしい。苦笑

欧米で男女の友達とか、別に珍しくもないし、高校生になって深夜過ぎまで遊んでいることもごくごく普通のこと。高校生でお酒を飲むこともあるし、中にはタバコを吸う子もいる。この学校でドラッグ中毒はとりあえずないですが、ドラッグの危険性だってイギリス中にある。

次男は、今まで友達関係があまりにも希薄で、免疫がないこともあって、ちょっと危険なこともあるかもしれない・・・と脳裏をかすめることもあります。でも、やっていいこと、やっていけないことの判断はしっかりつく子だという信頼もあります。そうは言っても、ちょっとハメを外してしまうこともあるでしょう。それも体験のうち。経験をして、友達関係を作ることも学んでいかないといけません。私だって若い頃。親にはとても言えないような馬鹿なことをしたものです・・・。苦笑

何はともあれ、信頼して手放しつつ、様子を把握しているよう目を配っているしかない。この点、うちの場合、夫が同じ学校の教師ですから、クラスの状況や息子の学校での様子も把握できる。情報量が多いので、判断材料も多くてちょっと安心です。

問題発生

でも、あっという間に問題が起きました・・・。3人組の一人、女子が、教室で電子タバコを吸っていたと密告が。実際のところ、証拠はつかめていないようです。でも事実であるなら違法行為。学校側も見逃すわけにはいかない。危険性のある子を正規入学させるわけにはいかず、トライアル中止、放校処分になりました。

問題は・・・、次男も一緒に吸っていたという証言があったということ。校長に呼び出され、話を聞かれた次男は「勧められたけど自分は吸っていない」とはっきりと答え、嘘ではないと判断され無罪放免だそう。

その女子と次男は状況は違いますが、共通点があります。まず、二人とも1学期間のトライアル期間だということ。つまり、問題を起こせば次男も追放される立場にいます。

そしてもう一つ。女子はこの1年ホームスクーリングだったため、一般の高校生が受けるGCSEという試験を受けていません。資格認定試験でもあるこの試験結果がないので、他の学校に編入しようとすると、2歳年下の9年生に入らなければいけません。

次男はドイツから引っ越してきたところなので、英国の試験であるGCSE(General certificate of Secondary Education) はとっていません。つまり次男も同様、この学校にいられなくなったら、GCSEをやっている他の学校の9年生に編入するか、遠方のNZCSE( New Zealand Certificate of Steiner Education ) を採用しているシュタイナー学校にいくしかないのです。もちろん、通学できる距離にそんな学校は他にありません。

ただでさえ、年齢通りの学年では、やっている内容が簡単すぎて退屈してしまう子なのです。とても1年下の学年など我慢できないでしょう。本人も「そんなことになったら死ぬ」っていうほど・・・。

そういう状況もはっきりわかっているので、変な間違いはしないはず。とはいえ、クラスの様子、学校の対応、その後の友達関係など、母としては気になる点がいっぱい・・・。

続きはまた書きますね。


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