純喫茶と、現代に眠る遺産について
喫茶店が好きだ。可能であれば、お休みの日にはおいしいモーニングを出す喫茶店に行きたい。眩しくオシャレで新しいカフェは苦手だから、綺麗な白髪のおじいちゃまや、ゆっくりとソーサを運んでくれるおばあちゃまがやっているような、隠れ家のような街の喫茶店が好きだ。
ただ残念なことに、いま住んでいる家の近くには適当な店がない。大家さんに聞くと、元々は周りに沢山の喫茶店がある街だったらしいのだが、引っ越してくる前に閉まってしまったそうだ。
だからちゃんと喫茶店で過ごす経験を楽しみたいとき