見出し画像

選ばなかった人生について考える

珈琲次郎さんのnoteを
いつも楽しみにしている。
テーマに沿って投稿された他の方のnoteも
読み応えがあって楽しみにしている。

今回のテーマ
スキンシップ
について。
書いてみるつもりは全くなかった。
いつものように、
皆さんの投稿を読んで楽しむだけ。

ところが、ふと、
我が家のスキンシップについて考えた時、
子供達とのスキンシップしか
思い出せない事に気付いてしまった。

我が家は結婚26年目。
もはや夫婦は
あまりにも当たり前の存在となり、
それこそ空気と同じ。
いても気にならないけど、
帰りがいつもより遅いと、
あれ?と気付く。
特に何を話しているわけでもなく、
日々はただ
淡々と過ぎていく。

親になる前は、
手を繋いだり、腕を組んだり、
していたと思う。
けれど、
子供が3人生まれ、
あまりの忙しさと大変さに、
親になる前の数年間の記憶が
追いやられてしまった、
としか思えない程、
覚えていない。
今回、思い出せない事に
愕然としてしまった。

その代わり、
昔お付き合いしていた人の事を
思い出してしまった。

いつもそっと優しく手を繋いでくれる人だった。
いつも私の気持ちを最優先で、
その頃の私は、
相手がいつも我慢しているのではないかと、
その優しさに甘えきる事が出来なかった。
自分の主張がないような気がして、
結局はそれが物足りなく感じて、
お別れしてしまった。
あんなに優しい人を他に知らない。
今頃、どうしているのか。

もし、
そのままその優しさに甘えて、
結婚していたら、
どんな人生だったのか。

結婚して父親になったという話は
風の便りに聞いたことがある。
きっと家族思いの素敵なお父さんになっているのでしょう。

実際はどうなのか、
知ることはないけれど。

夫は、
ぐいぐい私を引っ張って行ってくれる人でした。
もし出会うのが逆の順番だったら、
どうしていたのか。

考えても仕方ない事だけど。

やっぱり結婚は
そのタイミングで
出会うべくして出会った二人が、
お互いにこの人となら、と決断する。
実はすごい事なんだなと
しみじみと思ってしまった。

夫婦は、
いつかまた二人の生活に戻る。
歳を取り、
お互いに助け合わないといけない日々になったときに、
支え合い、
手を取り合って、
暮らして行くのだと思う。
その頃にはまた
穏やかなスキンシップが
自然と戻ってくるといいなと思う。


珈琲次郎さん、
今回のテーマにより、
思いがけず
色々な事を思い出したり、
先の事を考えたり、
とても充実した数日を送る事が出来ました。
夫婦についても、
子供達が手が掛からなくなるタイミングで、
きちんと向き合い考えていくべきだと
強く思いました。

きっかけをくださり、
本当にありがとうございました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?