花の名前を探してみたら
一週間前には何もなかった道端に、ぽんぽんっと花が咲きます。春爛漫すぎてやばいですね。おかげで道草が楽しいぞ。
この薄ピンクの花は【昼咲き月見草】。お花の先生に教えてもらいました。
線路沿いや道路の植え込みでよく見かけるのですが、ふわふわの花弁がバレリーナのスカートみたいで可愛いです。雑草とは思えない。
先月、鎌倉に史跡を見に行ったら、境内の階段(山)の斜面に沿うようにして、いちめんに紫の花が咲いてました。すごく神秘的な光景だったので、「雑草 紫の花 春」で検索をかけると、【ムラサキハナナ(紫花菜)】だと判明しました。
さて、この【ムラサキハナナ】、図鑑で引いてみようと思って探しても見つかりません。「レア雑草なのかも!」とウキウキしてたら、なんと別名で載っていました。本屋さんに並んでる植物・雑草の図鑑では【ショカツサイ(諸葛菜)】で載ることが多いようです。季語辞典にも春の季語【諸葛菜】として記載されています。それだけでなく、【オオアラセイトウ】とも【花大根】とも呼ばれているそうで……これが全部同じ花を指すんだから、頭のなか大渋滞ですね。
ある本には「名前が多く、項目名として何が適切か悩ましい」って正直に書いてありました。どの名前でも親しまれてるから、正解がないのだな。
ひとつの花にたくさんの名前があるのは厄介ですけど、花の名前を覚えるのは楽しいですね。雑草は成長が早いから、漫然とした日常の中にいきなりドーン!と飛び込んでくるのが面白いな。
ちなみに同じ場所で野ウサギを見かけました。めっちゃ草食ってた。ほっこり…
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