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英語苦手&&初ボッチ&&初査読&&初国際学会参戦体験記

初査読、初国際学会、初ぼっち参戦だった。国内学会とはまた格別な経験をしたため、体験記を書く!本当に楽しかった。

私は誰?

情報科学を専攻している修士1年生。ポスター発表は2回(オンラインとオフラインをそれぞれ1回)を経験した事はある。英語は自信がなく、「英語苦手 国際学会」「国際学会 英語どうしよう」とか調べまくっていた。

想定読者

  1. 初めて国際学会に参加する人

  2. 国際学会に参加するか悩んでいる人

  3. 国際学会の空気感を知りたい人

参加の背景

一番の動機は「院生のうちに、査読や国際学会で発表を経験してみたかった!!!」という気持ちだ。国際学会に憧れがあった。研究の方向性を悩んでいた事もあり、他の方から意見をもらいたかった気持ちもある。

参加の準備6選

英語への苦手意識が割とあるため、質疑応答が一番怖かった。そのため質疑応答で詰まないための準備を重点的に行なった。

国際学会参加経験者に「初めて国際会議にて発表した際の、行ってよかった準備、やらなくて後悔した準備」「初めての国際会議に挑んだ際の英語レベル」を聞き、以下の準備を行った。

1.質疑応答用のスライド準備(オススメ準備!!)

質疑応答時の使う可能性のある図表や、くるかもしれない質問に対する解答をスライドに入れる。発表時は表示しないため、想定できる限り、作成しまくった。
作成メリットとしては、質疑応答時に英語で説明できなくてもスライドを見せてどうにか出来る。スライドを見せながらマウスカーソルで「this!」とか、想定解答の文章もスライドにのせているため、読み上げる事が出来る。

2.最悪の場合(聞き取れない、解答できない)に使うフレーズを準備・暗記(大事!大事!)

「国際学会 質疑応答 フレーズ集」「国際学会 英語苦手 フレーズ」とか調べたら、先人たちの知恵が死ぬほど出てきた。そこからピックアップしていくつか覚えた。加えて対策本(国際学会English, もう質疑応答も怖くない!学会発表のためのサバイバル英語術)を見た。「もう質疑応答も怖くない!学会発表のためのサバイバル英語術」は質疑応答の面でおすすめできる。目次の画像を以下に貼っておく。国際学会Englishは資料作成の方で役に立った。

ただ、多く覚えると、いざという時に何も出てこない恐怖もあった。そのためスーパーマジックフレーズみたいなのもを覚えた。使った場合は発表のセッション後に議論、or連絡先交換してメールで議論しようと思っていた。

私のマジックフレーズ
「それは大変本質的な質問です。我々もその問題について考えなくてはいけないと思っていました。今その質問にお答えすることは研究の途中なので難しいです。あなたの指摘を元に、我々の研究をよりよいものにしたいと思います。」

3.パーティーの話しかける言葉覚える(ボッチの場合かなり重要)

国際学会1日目にパーティーがあり、ボッチにとって重要な準備だと思う。パーティーで知り合わなければ、知り合いと来ていない限り、人と知り合うチャンスがないんだ。実際に過去、指導教員と国内学会に参加した際には、自分の力だけでは数名しかつながる事ができず、0->1では知り合いを作るのが難しいと体感した。

知り合うメリットは、自分が発表時に知っている顔がいて緊張がほぐれやすい。ボッチのままで数日を充実させるのが難しい。ランチとか。知り合いが増えた方が、国際学会中は情報も得やすい。

そもそも日本ではボッチでパーティーに参加する機会がなかったため、話しかけ方から分からなかったから、人に聞いた。私の話しかけ言葉は「こんにちは!面白そうな話をしていそうに聞こえたのですが、何を話していたのですか?」「こんにちは!あなたは発表者としてきましたか?何の研究を?」にした。

4.原稿を丸暗記するように、可能な限り、発表練習

原稿作成反対派もいるが、アドリブで発表できるほど余裕はない。不安すぎる。丸暗記をすると、発表に抑揚がなくなりやすいとも聞くが、練習中に抑揚も一緒に覚えた。音読した際には録音もした。

練習回数は以下のブログを参考にし、少なくとも10回は通しで練習すると目標を立て、最終的には25回は通しで練習した。

英語発表の抑揚については、よくわからなかったため、調べた。以下のブログを参考にし、強調対象は基本的に副詞や動詞に行なった。速度を変えるだけでかなりそれっぽく聞こえるらしい。

5.英語原稿にbionic readingを適用した。

練習時に英語の原稿が見にくいと感じていた。当日、少なくとも原稿のチラ見はできるだろうと思い、英語の原稿を見やすくする方法を模索した。bionic readingというのが個人的には見やすかったため、原稿に適用した。

6.耳を鳴らすため英語を聞く

質疑応答が聞き取れないと無力なので、リスニング力を上げたかった。そんなにすぐに英語力が上がるとは思わないが、少しは耳が慣れるかなぁと思い、英語を話しているyoutubeを聞いていたりした。

参加の様子(1日~4日)

1日目パーティー!

私にとって特大事件。行きの新幹線の切符、実は日にちを間違えていたことに気づいた。焦ったなぁ。自動販売機では日付を変えることはできず、みどりの窓口が開くまで待ち、変えてもらった。

お酒と食事があるパーティだったため、比較的に話しやすい雰囲気だった。ただ予想外なことに、ほとんどの人が誰かと来ており、ぼっち参戦は3人(2人はドクター)しか出会わなかった。観測する限り、みんな知り合いと話しており、話しかけられる事はなかった。私から話しかけまくった。

中国の方々は中国語で話し合っていたから、中国語を活用する出番もあった!中国語を話せてよかった!人生の目標とか楽しい話ができた!

結果としては2時間のパーティーだったが、25人ほどと話す事が出来た!!!ドクターの方が多く、多種多様な方と話せて、純粋に楽しかった。座長さんや同じ発表セッションの方とも話せたため、発表への緊張はやや弱まった。

2日目私発表!

1日目で話しかけた人が来てくれていた!発表後、1日目に研究宣伝をした人からフィードバックももらえた!意見がもらえるのは嬉しい!パーティーで話しまくってよかった。

結果として質疑応答聞き取れた!!質疑応答用スライドの出番があり、解答も出来た!!ポスター発表と比べて質疑応答時間が少なく、やや議論の物足りなさを感じた。

他の発表時に指導教員が登場し、代わりに回答している場面を見かけた。指導教員がいるとこういうメリット(?)があるらしい事が分かった。

3日目二回目のパーティー !

パーティーに松坂牛が出てた!!!!!松坂牛が出てた!!!!!お酒やその他ご飯も諸々あった。1日目よりパーティー参加者がかなり多かった。可能な限り話しかけまくった。みんなお酒が入っているおかげか、全員歓迎な雰囲気だった!2時間で26人と話した。「え?本当に日本人?日本人は消極的なイメージがあったよ」とも言われた。

また、せっかくの出会いを大切にしたかったから、何かしら属性が被っている人、研究分野が近い人と連絡先も交換した!18人ほどと交換できた。

そのほか嬉しかった話が2個ある。

  1. 前回参加した学会で出会った方に遭遇した!覚えてもらえていた!

  2. 複数名に英語がうまいと言っていただけた!「英語上手かった!何かやっていたの?ゼミは英語だったり?」とも言われた!

  3. 発表を聞いてくれていた企業の方と教授の方に「発表面白かったよ」と言っていただけた。酒の場だし、お世辞の可能性も否めないが、嬉しいには変わりはなかった。

  4. 「他の方への質問をする」を行えた!私は学会で口頭発表にて質問をした事がなく、前回の学会参加の心残りだったから、達成してよかった!

4日目昼休み爆走観光

初日に学会から食事マップ、観光冊子をいただいていた。観光も推奨しているようだったため、学会で知り合った同期と観光した!

参加の後

「弊大学で博士課程どう?弊大学は金銭的支援もやっているよ!」とのメールが届いたああああああああああああああああ!!!!都市伝説だと思っていたから、非常に嬉しい!!!!

結論

  1. 準備したことは無駄ではなかった。

  2. パーティーがある分、国内学会より人と繋がりやすい!!!!!!!!国際学会はぼっちに優しい!!!!!!!!!!

オフラインだったこともあり、本当に非常に楽しかった!!!!!!!就活の時期とどかぶりしたけど、参加してよかった!!!!!!関係者の方々ありがとうございました!!!!!

🤩🤩🤩