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2人のColleague

◯これはインド現地採用から帰国し、2018年10月からメルカリに入った筆者が同じ時期に入社した外国籍エンジニア40人との日々を綴るマガジンです。


現在、久しぶりにインド出張に来ている。


今回の目的は、Grace Hopper Celebration Indiaというアジア最大の女性エンジニア向けのカンファレンスに出るために来た。

▷これは一緒に参加してた同僚のTuttiのtwitterより。


CitiBankのシンガポールオフィスから出張できてる方や、現地のExpediaで働く女性エンジニア、Microsoftで働く女性マネージャーの方などとネットワーキングを作った。



詳細はまた別にまとめるとして、今回の記事で書きたいのは二人のColleagueについてだ。


今回の出張は会社から3名、私とTuttiとMeghaの3人できている。

今回はこの二人に関することを紹介したい。


一人目はトッティ。

Tuttiはもともとブラジルサンパウロ出身。日本は1年近くいるのだが、もともとUKで働いていた経験もあり、言語はポルトガル語、英語を流暢に扱う。

そして大学時代はコンピューターサイエンスを勉強しており、もともとエンジニアで働いていた経験がある。ブラジルにいたときはサムスンで働いていたらしく、月1の韓国出張はきつかったと話す(地球の裏側だったため笑)

あるきっかけで英語を使って海外で仕事がしたいと思い、カナダやアメリカ、オーストラリア、UKで仕事を探していたところ、ちょうどUKに良いエンジニアのポジションがあり渡英。

その後、そのUKの会社が日本のある企業に買収されたことをきっかけに、日本で働くきっかけを得たという。

先日開かれたWomen Who Codeのイベントも、オーガナイザーとしての役割をこなし(本団体のDirectorも勤めている)今度Manilaで開催されるWWCのイベントではスピーカーとしてもスピーチする予定だ。


もうひとりはメガ

Meghaはインドのデリー出身なのだが、ある日系企業への就職をきっかけに渡日。その後転職を重ね、Google Japanで研修制度を作る仕事に携わっていた。

一度インドに帰国するが、再度日本に戻ってくるときに、今の会社に就職した。

同じインドつながり?ということもあり、先日は会社のDiwaliのイベントで一緒にインドの民族衣装を着た。

Googleのブースでは彼女の昔の仲間達との再会があって、とてもよかった。


今回は、ここに私が加わり3人でこのカンファレンスに参加している。


いきなりエモい話になるかもしれないけど、昔私が中学生くらいのとき「外国人と一緒に英語で働きたいです」みたいなことを「私の夢」で書いていた。

だからそこからなんとなく英語を勉強し、意味はわからないけど海外の映画を見たり、なんとなくなんとなく、小さな決断を自分の夢に向かって切ってきた。

時には「インドで働く」というとてつもない決断をすることもあったけど、基本的には全て「日々の小さな決断」の連続だ。


その日々の連続でいま、私はTuttiとMeghaと一緒にカンファレンスに来て、いろいろな国の女性エンジニアと出会い、アジアの最新テック事情に触れる機会を得たのだけど、中学生のときの自分は想像もしていなかっただろう。


なんで今回、あえて彼女たちのことを書こうと思ったかというと、私はいま、彼女たちのような優秀なメンバーと一緒にいれることを自慢したいと思ったから。


経歴からして多彩なことも分かると思うが、彼女たちはしっかり自分の考えを発言し、柔軟な姿勢であり、そしてプロフェッショナルであるという点が、尊敬する点だ。


私は人より少し多く、いろいろな組織に所属してきた経験があるが、やはり良い組織には優秀な人が集まる。鉄則中の鉄則だ。

今回の転職で私は彼女たちと出会い、その視座の高さに触れられる機会を得られたことをすごく嬉しく思った。


一方で、彼女たちと触れたときに、私は何が専門なのだろうと考えてしまうこともある。わずか2年ほどのインドでの経験は、今すごくフィーチャーされているけど、彼女たちと話したときに、もっと深い専門性をつけていかないとと考えることがある。


彼女たちは既に、さまざまな国のグローバルスタンダードを知っている視点で、メルカリの発展に貢献している。日本人ではないのに、日本の企業のグローバル化に貢献できるのはすごく価値が高い(そもそも「日本人ではないのに」という視点が既に間違っている気もするけど)


明らかにレベルが変わった周りのメンバーに囲まれて、更に頑張らないといけないなと感じた。


でも彼女たちは、そんなことを考える私のことも褒めてくれる。

twitterにフォロワーがいることや、日印ビジネスに係る多くの人に認識されていること、自分のブログを持っていること、スピーチができることなど褒めてくれる。

人にはそれぞれ、得意なことがあるのだろう。

NewGradsのこともそうだけど、彼女たちが企業で働きやすい環境をつくるためにも、私はまた頑張ろうと思った。

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