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【MLB】山本投手(ドジャース)が5度目の先発登板で6回4失点で勝ち負け付かず・・・5戦1勝の原因と今後の登板について

1.はじめに

 今月20日(日本時間21日)、ドジャースの山本投手は今季5度目の先発登板を果たした。結果は6回4失点で、今季最多の99球を投げ、チームは敗れたが山本投手に勝ち負けは付かなかった。
 昨年の山本投手の成績(23試合16勝6敗、防御率1.21)を知っている人から見ると、今季の前回登板後までの成績(5試合1勝1敗、防御率4.50)と比較したら、今後の投球に心配する人もいるかもしれない。NPBで実績を残してから、MLBでプレーしてきた日本人先発投手はこれまで多くいるが、序盤とはいえ、ここまで渡米前の成績と乖離したケースは稀だ。
 NPBでプレーしていた頃のように、勝ち星を積み重ねていく事ができない理由や、今後勝ち星を増やしていくための投球の見直しを、今季の投球内容を参考にして個人的見解を記したい。

2.NPBから移籍してきた、主な先発投手のMLB1年目成績

 NPBでエース格として活躍していた多くの投手は、渡米1年目のMLBでも同様に活躍【表1参照】しており、成績が著しく落ちた投手【表2参照】は非常に少ない。

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